No．50　平成27年度稲城市10大ニュース

（広報いなぎ平成28年1月15日号掲載）

昨年のスポーツ分野では2020年東京五輪の新国立競技場計画や大会エンブレムが撤回されるなど混乱もありましたが、6から7月サッカー女子W杯カナダ大会で準優勝、9から10月ラグビーW杯イングランド大会では優勝候補の南アフリカを破り1大会3勝という歴史的快挙を成し遂げ、10から11月の体操の世界選手権では男子団体が37年ぶりの優勝、内村選手が個人総合6連覇を果たすなど、喜ばしいニュースが続きました。
産業科学分野では、3月に北陸新幹線の長野から金沢間が開業し、12月にはインド政府が計画中の高速鉄道に日本の新幹線方式を採用する方針を固めたとの報道がありました。11月国産初のジェット旅客機MRJが初飛行に成功、同月H2Aロケットが我が国初の純粋な商業打ち上げに成功、12月には金星探査機「あかつき」が周回軌道投入に成功するなど、日本の技術が国際的評価を受ける幕開けとなりました。
10月にノーベル賞が発表され、生理学・医学賞に大村智氏（北里大学特別栄誉教授）が、物理学賞に梶田隆章氏（東京大学宇宙線研究所長）が選出、昨年に続く吉報となりました。
一方、自然災害分野では5月に口永良部島の新岳で噴火、その後箱根山、桜島、阿蘇山などで火山活動が活発化し、9月の台風17・18号による関東・東北豪雨では茨城県常総市で鬼怒川の堤防が決壊、大規模な水害が発生し、稲城市も緊急消防援助隊を派遣しました。
こうして国内外では様々な出来事がありましたが、稲城市の一年も振り返ってみましょう。
（1）　南山地区まちづくりの進展。4月に南山小学校と城山保育園南山が開設、9月に公営稲城・府中メモリアルパークの墓地使用者募集、10月に南山ホールが供用開始となりました。
（2）　友好都市協定の締結。8月18日に福島県相馬市と、11月17日に長野県野沢温泉村と協定を締結しました。
（3）　教育大綱を制定。教育制度改革の一環として4月に設置した稲城市総合教育会議で「ふれあいを通じて人と文化を育む稲城の教育大綱」を決定しました。
（4）　子ども家庭支援センターの機能強化。4月に本郷ゆうし保育園の3階部分に本郷分室を開設しました。
（5）　予防接種の広域連携。4月から南多摩医療圏5市（八王子・町田・日野・多摩・稲城）において子どもの定期予防接種の相互実施協定を結び、圏域内であればどの医療機関でも予防接種が可能となりました。
（6）　マイナンバー制度開始に伴う対応。本年1月からの利用開始に伴い、個人情報保護対策を強化、市役所内ネットワークにおいてマイナンバー利用系統をインターネット系統から遮断するなどのセキュリティ強化を実施しました。
（7）　稲城なしのすけドリーム商品券・稲城住宅リフォーム券の販売。国と都の平成26年度補正予算の交付金を活用し、地域消費喚起の緊急経済対策を実施しました。
（8）　生物多様性いなぎ戦略を策定。稲城市の豊かな自然環境の保全・再生を進め、市民・事業者・学校・行政が協働して取り組むための地域戦略を策定しました。
（9）　稲城押立第一土地区画整理事業の完了。平成25年度から着手した組合施行の区画整理事業が、市内10番目の地区として完了しました。
（10）　新議長・副議長の就任。4月の統一地方選挙で市議会議員が改選となり、議長に原島茂氏、副議長に大久保もりひさ氏が就任されました。
以上が稲城市10大ニュースです。番外ではございますが、私も4月の選挙で再選され市長として2期目の任期を託されました。改めて初心に戻り、市民の皆さんとともに稲城市のまちづくりを進めてまいります。本年もよろしくお願いいたします。