平 尾 台 原 遺 跡 ・ 平 尾 遺 跡
●平尾台原遺跡
平尾遺跡の北側の一段低い台地上に位置する遺跡で、区画整理事業に伴って昭和52年から53年にかけて発掘調査が行われた。遺跡は、縄文時代・弥生時代・古墳時代・奈良時代にかけての複合遺跡で、特に弥生時代の遺構は市域では初めてのものであった。発見された遺構は、縄文時代の住居跡9軒(前期1軒、中期末から後期8軒)、弥生時代の住居跡10軒(中期2軒、後期2軒、終末期6軒)、弥生時代終末期の方形周溝墓5基、古墳時代の住居跡16軒(前期12軒、後期4軒)、奈良時代の住居跡3軒などである。遺跡からは大量の遺物が出土したが、なかでも弥生時代の土器(壺形土器、甕形土器、高圷等)は貴重な資料である。
●平尾遺跡
平尾住宅の建設に伴って、昭和42年から43年にかけて調査が行われた。当初の分布調査では入定塚・十三塚・横穴墓を含む18か所の遺跡が確認され、このうち15か所を対象に発掘調査か行われた。発見された遺構は、縄文時代の住居跡7軒、古墳時代から奈良平安時代の住居跡6軒などで、この時代の土器・石器が大量に出土している。また現在の汚水処理場付近からは古墳時代の横穴墓が3基発見されている。この横穴墓は平尾遺跡及び平尾台原遺跡の古墳時代以降の集落跡との関係が深いと考えられる。
▲方形周溝墓出土の弥生式土器