最終更新日:2023年8月14日
稲城の特産品としては梨と並び、ぶどう「高尾」も人気です。
東京の名山「高尾山」にちなんで名付けられたこの品種は、「巨峰」を親とする大粒の種無しぶどうで、ラグビーボールのような粒の形が特徴です。
収穫期は8月下旬から。糖度の高さと味・香りの良さ、そして食べやすさで、梨とともに稲城を代表する味覚として愛されています。
ぶどう「高尾」は、昭和30年代に立川市の東京都農業試験場で開発された品種です。品質は優れているものの、栽培管理が非常に難しいため、ほとんど普及しませんでした。
しかし稲城市では、このぶどうに惚れ込んだ農家たちの手によって昭和48年から昭和49年ごろから栽培を始めました。昭和51年には「稲城市高尾ぶどう研究会」が発足。試行錯誤を繰り返しながらも、次第に軌道に乗り、現在では稲城の「高尾」は贈答用ぶどうのブランドとして定着しています。
稲城市 産業文化スポーツ部 経済課
電話:042-378-2111