稲城市

帯状疱疹予防接種(任意接種)の費用助成について

最終更新日:2024年4月1日

稲城市では、帯状疱疹ワクチンの接種費用の一部助成を実施しております。

対象者

接種日時点で以下の条件を全て満たす方
(1)稲城市に住民登録のある方
(2)満50歳以上の方
(3)この帯状疱疹ワクチン任意接種の助成を一度も受けたことがない方

助成期間(令和6年度)

令和6年4月1日(月曜日)から令和7年3月31日(月曜日)

助成回数および金額

次に掲げるどちらか一方のワクチンについて、接種費用の一部を助成します。
指定医療機関が設定したワクチン接種費用と助成金額の差額を、指定医療機関へお支払いください。

助成回数・金額
  ワクチンの種類 助成回数 助成金額
1 生ワクチン(ビケン) 1回まで 4,000円
2 不活化ワクチン(シングリックス) 2回まで 1回につき10,000円

注釈1:費用助成を受けられるのは、生涯に1度(生ワクチン1回または不活化ワクチン2回)限りです。
注釈2:生活保護受給者等への自己負担免除はございません。
注釈3:予診のみの方は助成の対象から除きます。
注釈4:1回目接種から、2か月後から6か月後までに2回目を接種した場合、助成の対象となります。この期間を超えて、接種した場合は助成の対象外となります。

助成方法

(1)「費用助成に関するお知らせ」と「助成券(兼接種予診票)」は、市内指定医療機関に設置いたします。ご予約の上、直接指定医療機関へ来院してください。注釈:市への申込みは必要ありません。
(2)指定医療機関において、「費用助成に関するお知らせ」をよく読み、「助成券(兼接種予診票)」に必要事項を記入し、本人確認書類を窓口で提示してください。なお、2回目の接種の方は1回目の接種の履歴がわかるもの(帯状疱疹予防接種済証等)を必ずお持ちください。
(3)指定医療機関が設定した接種費用と助成金額の差額を指定医療機関へお支払いください。

実施場所

稲城市内の指定医療機関(下記のとおり)
注釈:やむを得ない事情により、市外の医療機関での接種をご希望の方は、事前に申請が必要となりますので、保健センターまでお問合せください。なお、市外接種に関するお問い合わせは、助成開始日以降にお願いいたします。

ワクチンの種類

接種できるワクチンは次に掲げる2種類があります。

  種類 名称 接種回数
1 生ワクチン 乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 1回
2 不活化ワクチン シングリックス筋注用 2回(1回目接種から、2か月後から6か月後までに2回目接種)

注釈:帯状疱疹に罹患するリスクの高いと考えられる方は、医師の判断によって、1回目接種から2回目接種までの間隔を1か月まで短縮することができます。

接種を受けるにあたっての注意事項

稲城市内の指定医療機関で、「助成券(兼接種予診票)」と合わせて、「【任意接種】稲城市帯状疱疹予防接種費用助成のお知らせ」をお渡しします。事前にお読みいただき、予防接種の必要性や副反応について十分理解し納得したうえで、接種を受けてください。

他のワクチンとの接種間隔

新型コロナワクチンとの接種間隔は2週間空けることが必要です。
また、生ワクチンを接種する場合は、他の注射生ワクチン(麻しん風しん等)との接種間隔を27日以上空けることが必要です。

予防接種による健康被害救済制度について

帯状疱疹ワクチン予防接種は予防接種法に基づかない接種(任意接種)として取り扱われます。この予防接種によって、入院を必要とする程度の疾病や、日常生活が著しく制限されるほどの障害などの健康被害が生じた場合には、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法による「医薬品副作用被害救済制度」に基づく救済の対象となります。その他、「全国市長会」の予防接種事故倍賞補償保険が適用される場合があります。まずは、稲城市健康課(保健センター)へお問い合わせください。

帯状疱疹と帯状疱疹ワクチンについて(東京都保健医療局HPより)

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水ぶくれを伴う発疹(水疱)が、皮膚に分布している神経に沿って帯状に出現する疾患です。水疱が見られる2から3日前から痒みや痛みを感じるようになり、1週間程度たつと水疱の多発や発熱、頭痛といった症状がみられることもあります。通常は2から4週間で皮膚症状がおさまります。
子どもの頃に水痘(みずぼうそう)にかかると、水痘・帯状疱疹ウイルスが体の中で長期間潜伏感染し、加齢や疲労によって免疫が低下した際などに「帯状疱疹」として発症します。また、皮膚症状が治った後も、長い間痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性があります。
原因となる水痘・帯状疱疹ウイルスに対しては、成人の9割以上が抗体を持っていることから、既にほとんどの人が感染していると考えられ、誰もが帯状疱疹を発症するリスクがあります。

予防と治療

予防としては、できるだけ健康的な生活習慣を保つことが大切です。食事のバランスに気をつけ、適度な運動と十分な睡眠を心がけましょう。さらに、50歳以上の方については、ワクチンを接種することで、発症予防、重症化予防が期待できるとされています。 
治療の中心は、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。より早期の投与が効果的といわれていますので、痒みや痛みのあとに水疱が出現したりしたときは、できるだけ早く受診しましょう。

帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹ワクチンは、現在2つの製品(シングリックス、ビケン)があり、効果や接種対象などに違いがあるので、必ず医師にご相談ください。

名称
(ワクチン製造メーカー)
乾燥弱毒生水痘ワクチン
ビケン(阪大微研)
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン
シングリックス(GSK)
種類 生ワクチン 不活化ワクチン
対象 50歳以上 50歳以上
接種回数 1回 2回
費用 1万円程度 4万円程度(2回で)
接種方法 皮下注射 筋肉注射
発症予防効果 69.8% 96.6%
持続性 5年程度 9年以上

補助なしの場合、厚生労働省ワクチン分科会資料、ワクチン取扱説明書、添付文書より
(発症予防効果は50歳から59歳に対する効果)

このページについてのお問い合わせ

稲城市 福祉部 健康課
電話:042-378-3421