稲城市

No.76 中央図書館で来館者700万人を達成

最終更新日:2018年3月15日

稲城市立中央図書館は平成18年7月1日にオープンし今年2月7日には来館者が累計で700万人となったことから記念式典を開催し、700万人目の方に認定証と記念品をお渡ししました。
中央図書館は、いつでも、どこでも、誰でも利用できる市民の図書館を目指し、市内6館の図書館網の中心施設の役割を担うため、公立図書館としては東日本初となるPFI方式を採用しました。Private Finance Initiative(PFI事業)とは「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」に基づき、公共施設の建設・維持管理・運営などを民間の資金・経営能力を活用して行うものです。
このPFI事業は、NTTデータ、熊谷組などが出資して設立されたSPC(特別目的会社)である「いなぎ図書館サービス株式会社」が運営しています。民間に委託することにより、従来の公設公営では対応が困難だった課題が解決され、利用しやすくなったものと思います。
特徴としては、午前9時から午後8時まで、ほぼ無休の年間345日開館しており、ICタグ・自動貸出機・24時間貸出ロッカー・無線LANのアクセスポイント等を導入していることです。
IT技術の導入は、開館当初は日本初のものも多く、利用者へのサービス向上のみならず棚卸しの時間短縮など運営管理の効率化にも劇的な進化を遂げました。
新しい建物やIT技術のおかげで開館以来、大変多くのご利用をいただき、年間来館者数は550,000人前後を推移しています。日本図書館協会発行の「図書館年鑑」が発表する人口同規模区分の都市における貸出冊数では、開館以来全国1位が続いていました。昨年は残念ながら2位となりましたが、中央図書館の利用者が減ったわけではなく、愛知県大府市に新たな複合施設内の図書館が整備され、来館者が上回ったもので、図書の貸出予約数としては全国1位を維持しています。
平成28年度の図書館システム更新では、予約棚において自分で貸出処理が可能となる「予約受取コーナー」を設置するとともに「読書通帳」という新サービスを導入しました。銀行の預金通帳型の記録帳を発行し、機械に差し込むと借りた資料のタイトル・著者名・貸出日が印字されるものです。
子どもの活字離れへの対応策として、市内在住・在園・在学の中学生以下の子どもに無料発行をしています。この読書通帳は大変好評で、高校生や大人からもご要望をいただきました。このたびサービスを拡大し、従来対象外であった方にも、希望者全員に有料で発行することとしましたので、ぜひご利用ください。
稲城市立図書館では、読み聞かせや各種講座・講演会、福袋・目隠し展示、バックヤードツアーなど様々な取り組みを進め、乳幼児から高齢者まで、全ての市民が楽しめる施設を目指してまいります。

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