稲城市

No.33 中川の風を感じて(ボートレース江戸川)

最終更新日:2014年7月13日

(広報いなぎ平成26年7月15日号掲載)

皆さんは、江戸川区にある競艇場をご存じでしょうか?正式名称は江戸川競走場、区西部を流れる一級河川「中川」を競走水面とする全国で唯一、河川を使用したモーターボートのレースコースで、稲城市も運営に参加しています。
江戸川競走場は、昭和30年にモーターボート競走法第2条の施行者として東京都が指定を受けて初開催されました。昭和42年には八王子市など六市で構成する「東京都六市競艇事業組合」が施行者に参加しました。その後昭和48年には当時の美濃部都知事の意向により東京都の競艇事業が廃止され、これに併せて稲城市・多摩市・秋川市(現あきる野市)で構成する「東京都三市収益事業組合」が参入することになりました。以後これら二つの組合が開催権を分け合いながら運営し、今日に至っています。
三市収益事業組合の参入当時は高度経済成長期で、構成市への配当金は毎年順調に増えていきました。稲城市への配当は昭和48年度の4億円から始まり、最盛期の平成3年度には15億円にもなりました。
しかし、バブル経済が崩壊、来場者数・売上金額とも長期にわたって低迷し、平成13年度には1,000万円にまで減ってしまいました。
これ以降、経営改善に取り組み、勝舟投票券の発売窓口を有人から自動化へ、運営方法を両組合の合同に改めるなど開催経費を節減し、配当金の維持・増額に努めてきました。
これまで稲城市に配当された累計額は156億円を超え、貴重な税外収入をもたらしてくれています。
今年度は、不要な固定資産を売却するほか、事業運営を民間企業に包括的に委託するなど、更なる経営改善と経費節減を目指しています。
施設面の改修も進んでおり、入場無料の外向発売所から全席一人掛けモニター付き特別観覧席GOLDまで、様々な観覧席をご用意して皆様のお越しをお待ちしています。最寄駅の都営新宿線船堀駅から無料送迎バスが出ています。スカイツリー見物や水上バス、様々な下町観光に併せてぜひ一度、水上の格闘技ボートレースもご覧ください。

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