稲城市

No.132 ヘリコプターに関する話題

最終更新日:2022年12月12日

航空自衛隊府中基地ヘリコプター搭乗体験
10月29日、府中基地のヘリポートからCH-47Jという輸送ヘリに体験搭乗させていただきました。この輸送ヘリは、航空基地とレーダーサイトへ必要器材を運ぶもので、昭和61年度に初号機を取得し、現在約15機を保有しているとのことです。

通常の体験飛行では乗員を除き30人が搭乗しますが、新型コロナの感染対策で半分の15人となっており、普段から人気のある一般枠は、更に倍率が高くなっているようでした。

私は、自衛隊機はおろかヘリコプターに搭乗するのも初体験で少々緊張しましたが、離着陸はたいへん丁寧な印象で、飛行中の機体もとても安定していました。

府中基地を飛び立ち、あっという間に練馬区上空に至り、折り返して往復約20分の飛行でした。この即応体制が、有事の際の機動力となるもので、安心を感じました。

東京都ドクターヘリが運用開始
東京都は、救急医療体制の充実を図るため、本年3月31日から多摩地域において新たに東京都ドクターヘリの運航を開始しました。ドクターヘリとは、救急医療に必要な医療機器や医薬品を搭載したヘリコプターに医師等を乗せて急行し、早期の治療開始とともに、医療機関への患者搬送を円滑にするものです。通常は立川市にある東京消防庁航空隊多摩航空センターの発信基地に駐機しており、基地病院として杏林大学医学部付属病院が、協力病院として東京医科大学八王子医療センター・都立多摩総合医療センターがサポートしてくださいます。

ドクターヘリが救急車から患者を引き継ぐ場所をランデブーポイントと言い、市では地域防災計画においてヘリコプター活動拠点として指定しています。現時点では(1)稲城中央公園総合グラウンド(2)複合施設ふれんど平尾グラウンド(3)スポーツ日大アスレティックパーク稲城(4)(公社)九段グラウンドの4カ所を指定しております。市では3月31日の本格運用に向けて3月11日に稲城中央公園総合グランドにて運航訓練を行いました。当日は東京消防庁航空隊多摩航空センター、東京都福祉保健局、杏林大学医学部付属病院、稲城市消防本部が連携し、ドクターヘリの要請から搬送までの一連の流れを訓練しました。

更に、11月6日に多摩川緑地公園で実施した稲城市防災訓練にも東京都ドクターヘリに参加していただき、稲城救急隊と連携した訓練を実施しました。

東京都ドクターヘリの運用開始により、重症患者のより迅速な救命活動が可能となり、市民の安全安心がまた一つ前進できました。

稲城市の対応
市では、平成28年12月に新潟県糸魚川市で発生した大規模火災を教訓として、上空から災害現場の全容を知ることが非常に有効かつ必要であると感じ、平成29年度予算においていち早く回転翼型ドローン購入を計上したところです。市が独自にヘリコプターを所持運用することは困難ですが、技術革新とともに、市が装備可能な範囲の資機材でも、これまでできなかったことが容易に実現できるようになりました。
今後とも、国や都の装備を活用しながら、市においても先端技術の導入に努めてまいります。

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