稲城市

百村コミュニティ防災センター(百村地区)

最終更新日:2015年1月21日

期日

平成26年10月15日(水曜日)

質疑応答の概要

質問内容 回答

百村コミュニティ防災センター裏の伐採された区域について
コミュニティ防災センター裏の伐採された区域について、明るくなって防犯にはいい面もある。しかし1年経つと竹が伸びたり、タケノコを取りに入ってくる素人もいて大変危険な状態が予想される。今後市としてはどう管理をする予定か。

ご指摘いただいた部分の山はうっそうとしており、以前から防犯面での対策をしてきた。街灯をLEDに変えてから明るくなり、改善できた。対象の地域は現在、グリーンウェルネス財団に委託し、剪定などを行っている。頂いたご意見は参考にさせていただく。併せて、地権者様のご協力で、市にご寄附を頂いた土地もある。今後はそういった土地も含め、貴重な稲城の緑を維持・保全をしていきたいと考えている。

土砂災害について
防災マップでも百村地区は全9地区が土砂災害の恐れが指摘されている。広島の土砂災害を見て、危機感を感じている。
市民の意識もあまり高まっていないようにも感じる。また液状化などの問題もあるのではないか。市として、これからどう取り組みをしていくのか。

防災マップに関しては近々最新版が完成し、全戸配布を行う。急傾斜地マップも掲載されるが、百村地区は該当箇所が多いことは確かである。
まず、市としてはどこが危険なのか、正しい情報をお知らせすることが重要と考える。急傾斜地の全てが危険な箇所というものではない。危険箇所のうち、傾斜度30度以上、高さ5メートル以上の場所で、雨や地震などで崩れやすいとされている。この基準をもとに危険箇所を指定し、事前にお伝えをしている。台風や大雨などの警戒情報が出た場合は即座にお知らせし、避難をしていただけるよう取り組みをしている。
根本解決に関しては、すぐに全てには対応できないが、例えば南山の急傾斜地に関しては区画整理とともになだらかな斜面にし、防災上安全な斜面にしていく。また、危険個所では民家がない部分もあり、緊急の対応は場所によって異なると考えている。工事で対応できるものは市として対応していき、民地に関しては防災マップなどでお知らせをしていく。

鶴川街道の拡幅工事について
現在は神王橋までは広くなっているが、坂浜までは旧道になっている。道路計画では真っ直ぐな道になる予定だったはずだ。聞いた話では、下水管が通っているらしいということと、事業の費用に関しては稲城市が持ってやるいうことを聞いているが、現状で分かっていることがあれば教えてほしい。

過去の経緯として、百村地区には区画整理の計画があった。対象の鶴川街道は都が管理する都道であり、拡幅などは都が進めることになるが、面的には稲城市が対応する予定もあり、都の予算で、都道整備も合わせて計画を市が行うということになっていた。しかし残念ながら地権者の方との合意形成に至らず、中止・廃止となった。
区画整理は中止となったが、都道の整備はやらなくてはいけないものである。これまでは市が整備を行う予定で進めていたため、都が整備をするということが、都の計画のタイムテーブルに乗っていなかった。
この整備を進めるために、小礒都議とともに東京都へ陳情をし、来年度の第4次整備計画の中に優先事項として入れてもらえるようにお願いをしている。
今後、都道の整備になれば、三沢川の北側に沿って道路ができてくる。そうなると既存の土地との高低差が生じ、最大4メートルくらいの高低差ができてしまうこともありえる。そうなると地域住民の生活が不便になってしまうため、市としての周辺地区整備を進めていきたいと考えている。

消防団員の確保について
消防団員が定員に満たない地域が多くある。団員はボランティアでありながら防災活動や地域振興にも取り組んでいる。稲城市独自で団員に対してメリットのあるものを整えていくべきではないか。
例えば、団員経験者は介護保険料が無料になるなど、極端なメリットを出さないと入る団員が足りなくなるのではないかと心配している。

消防団員確保、設備充実に関しては、昨日・今日の課題ではなく、10年、20年と取り組んできた。直接的なメリット、補助を増やしたからといって団員を増やすことは難しい。これまでは、消防団への活動補助、団員の家族慰安会、団員の資格取得を推奨するなどしてきたが、今後も団員の方には様々なメリットを提供したいと思う。
ただし、税や保険料などを優遇することは、公平性で成り立つ制度であって、取り組みにくい、難しい問題である。
それに代わるものではないが、商工会から団員向けのカードが発行されており、商工会の会員さんのお店であれば優遇を受けられるサービスをスタートした。
団員の確保に関しては、市の新入職員にも入団を勧めている。欠員補充だけでなく、市民の方と交流を持つことが市役所での業務にも良い影響があると考えている。欠員全てが埋まるわけではないが、一定の効果を上げている。

がん検診について
市の政策として胃がん検診を進めているが、高齢になると様々な健診が増えてくる。胃がんだけに絞って展開するのではなく、さまざまながん検診を実施してもらいたい。

今回は今年度の政策展開として資料を用意しているため、胃がん検診だけが載っているが、もちろん様々な検診を実施している。
稲城市ではがんの検診率が低い状況である。平成25年度は、対象家庭あて、がん検診の勧奨通知をお送りしたが、時期が合わずあまり効果が上がらなかったため、年度末に再度通知をしたら、受診率が上がり一定の効果を出すことができた。

尾根幹線の交差点整備について
竪神社付近の信号機が新しくなり、大型トラックが入って来れなくなり、住民としてはありがたいが、現在生協裏にトラックが停車しており、危険・不便な状況である。
現在の信号機は暫定的なものと思うが、今後オリンピック開催の関係で変更はあるか。

現在の尾根幹線は側道で仮のものとなっており、真ん中のグリーンベルト部分は使わないことを前提に幅の広い右折レーンが設けられている。本道そのものが整備されれば、交差点の形状が変わるのではないかと思う。今後も本道整備について、引き続き東京都に強く要望するとともに、大型トラックが、生活道路に入らないよう、市としても対策を検討していく。

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