このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
稲城市
  • サイトマップ
  • 検索の使い方
  • くらし・手続き
  • 子育て・教育
  • 健康・福祉・医療
  • 環境・ごみ・リサイクル
  • 観光・文化
  • 施設の案内
  • 市政の情報
サイトメニューここまで

本文ここから

獅子舞(ししまい)

更新日:2017年6月27日

獅子の頭をつけて舞う芸能を獅子舞ししまいといいますが獅子頭ししがしらにつけた布に2人が入って舞う形が一般的で盆・正月・春秋の例祭れいさいなどの祭りに広く見られます。
これに対して1人で獅子頭ししがしらをつけて踊る獅子舞が東北・関東地方に伝えられています。関東では、1頭の雌獅子めじしと2頭の雄獅子おじしが1組になって舞うもので、三匹獅子舞さんびきししまい(一人立ち風流獅子ふりゅうじしともいう)といわれています。都内では現在休演中のものも含めると84か所で三匹獅子舞が伝えられており、特に奥多摩町、青梅市、桧原村、八王子市などの西部地域に多く見られます。
市内では、矢野口(穴澤天神社あなさわてんじんしゃ)、東長沼(青渭神社あおいじんじゃ)、百村(竪神社たてじんじゃ)、大丸(大麻止乃豆乃天神社おおまとのつのてんじんしゃ)の4か所に三匹獅子舞が伝えられましたが、現在は矢野口と東長沼だけで行われています。

青渭神社獅子舞あおいじんじゃししまい(市指定文化財)

東長沼の青渭神社獅子舞は、毎年10月1日の例大祭れいたいさいの日に奉納されます。その由来についての資料は残っていませんが、大正4年から23年間中断していたものを昭和12年に復活し現在に至っています。江戸時代中頃の安永あんえい4年(1775年)に青渭神社祭礼に奉納された獅子舞がもとで起きた事件について記録した古文書こもんじょが残っており、この時期よりさかのぼることは確かなようです。獅子の構成は大獅子おおじし求獅子きゅうじし女獅子めじしの三頭で、大獅子おおじしには剣形の角、求獅子きゅうじしにはねじれ形の角がつき、女獅子めじしには角がつきません。いずれも額に玉を頂いています。これら3頭の獅子は、武州御嶽ぶしゅうみたけの神、鎮守青沼ちんじゅあおぬまの神、相州大山そうしゅうおおやまの神をかたどるといわれます。獅子といっしょに踊る天狗てんぐは丸く太い赤襷あかだすきをかけ、右手に団扇うちわ、左手に瓢単ひょうたんをもっています。3頭の獅子と天狗てんぐは神社本殿前につくられた土俵どひょうを中心として舞います。

穴澤天神社獅子舞あなさわてんじんしゃししまい(市指定文化財)

矢野口の穴澤天神社獅子舞あなさわてんじんしゃししまいは、毎年8月25日の例大祭れいたいさいの日に奉納ほうのうされます。獅子舞の由来についての資料は残っていませんが、青渭神社獅子舞と同じく江戸時代の初期から中期あたりにはすでに始められたと思われます。昭和10年代に一時中断しましたが、20年代後半には復活し現在に至っています。獅子舞の構成は大獅子おおじし求獅子きゅうじし女獅子めじしの3頭の獅子と天狗てんぐによるもので、青渭神社獅子舞とほぼ同じ舞いがみられます。祭礼当日は矢野口自治会館から穴澤天神社本殿前の土俵どひょうまで行列しますが、特に神社の石段を舞いながら登る姿は勇壮そのものです。
どちらの獅子舞とも獅子や天狗の他に、はやし方として笛吹ふえふき貝吹かいふき歌方うたかたなどが登場し、その場を盛り上げます。五穀豊穣ごこくほうじょう厄除やくよけ・雨乞あまごい等の祈願として神社の境内で行われた獅子舞は農民の願いの表われであると同時に、娯楽の少なかった時代の楽しみでもありました。

このページについてのお問い合わせ

稲城市 教育部 生涯学習課
東京都稲城市東長沼2111番地
電話:042-377-2121 ファクス:042-379-0491

本文ここまで
このページの先頭へ

サブナビゲーションここから

稲城市の文化財一覧

情報がみつからないときは

サブナビゲーションここまで

以下フッターです。
稲城市公式キャラクター稲城なしのすけ
〒206-8601 東京都稲城市東長沼2111番地
開庁時間 午前8時30分から午後5時 代表電話:042-378-2111 ファクス:042-377-4781
Copyright (C)Inagi City. All rights reserved. 
Copyright (C)K.Okawara ・ Jet Inoue. All rights reserved.
フッターここまでこのページのトップに戻る