稲城市緑の基本計画
緑の基本計画とは
「緑の基本計画」は、都市緑地法第4条に基づく「市町村の緑地の保全及び緑化の推進に関する基本計画」のことをいいます。この計画は、市町村が中長期的な視点から緑地の適正な保全及び緑化の推進に関する施策を計画的に実施するために定めるもので、稲城市の緑に関する総合的な計画として緑豊かなまちづくりを進めていくための指針となるものです。
また、緑の基本計画は、市町村が独自性や創意工夫を発揮して緑地の保全から、公園・緑地の整備、その他の公共施設及び民有地の緑化の推進まで、まちの緑全般について将来あるべき姿とそれを実現するための施策について、市民の意見を踏まえつつ策定し、公表するもので、特徴を次のようにまとめることができます。
緑の基本計画の特徴
- 都市緑地法に根拠を置く計画制度です。
- 市町村の緑とオープンスペースに関する総合的な計画です。
- 市町村が主体的に策定できる計画です。
- 計画の策定に際しては市民の意見を反映することが義務づけられています。
- 計画内容の公表が義務づけられています。
緑の基本計画改定の趣旨
稲城市では、平成11年(1999年)に策定した緑の基本計画で、「水と緑のふるさと景観につつまれたまちづくりをめざして」を基本理念として、緑地の保全と活用、公園などの整備、水と緑のまちづくりについて、様々な施策を展開してきました。現行計画の策定時点から10年余りが経過し、計画期間が満了したことから、これからの10年間のために、緑の基本計画の改定を行うものです。
この10年の間に、多摩ニュータウンの整備や土地区画整理事業、JR南武線連続立体交差事業などが進展し、まちの様子が大きく変わってきました。社会的には、生物多様性の保全が重視されるとともに、地球温暖化防止対策に伴う行動が市民一人ひとりに求められるようになり、環境問題には強い関心が寄せられています。さらに、記憶に新しいところでは、平成23年(2011年)3月11日に発生した東日本大震災の経験から、身近な防災機能の向上を図るために、市民の避難場所等にも活用できる、公園・緑地が必要とされています。
今回改定する緑の基本計画では、自然的な環境に恵まれた稲城市の特性を踏まえつつ、歴史ある緑や稲城らしい緑、三沢川や大丸用水など生態系とうるおいのある水、市民の日常的な余暇活動の場や、安全な暮らしを支える公園・緑地などについて、今ある緑を活かしながら、さらに緑の質を高め、緑がいつも暮らしのかたわらに息づいている稲城市の実現をめざしています。
計画の枠組み
目標年度
平成24年度(2012年度)を開始年度とし、目標年度を平成33年度(2021年度)とします。
計画対象区域
稲城市全域が、計画対象区域です。
人口の見通し
「第四次稲城市長期総合計画」における平成32年(2020年)の推計人口は9万2千人です。
計画理念
水と緑の継承と創造
水と緑に恵まれた稲城の環境を将来へと継承していくこと、さらに、新しい水と緑の空間を創造し、市民共有の財産として豊かに育てていくことを願って、緑の基本計画の理念を次のように設定しました。
将来へと継承する水と緑には、多摩川、三沢川、大丸用水などの水と、多摩丘陵の斜面緑地、梨園・ぶどう園の農地などだけではなく、日常的な市民生活を豊かにしている街路樹や庭先の緑など、市街地内の緑も含みます。
そして、創造する水と緑には、単に増やすことだけではなく、今ある水と緑の質を高めていくことも含みます。
基本方針
基本方針1 緑の環の継承
基本方針2 水と緑の空間を創造する
基本方針3 目に見える緑を増やす
基本方針4 水と緑を支える仕組みをつくる
10年後の目標
緑被率
約50パーセント
都市公園整備
市民一人当たり 約12.2平方メートル
緑の基本計画
本編
4 水と緑のまちづくりのための施策(PDF:1,963KB)
概要版
事業報告の評価結果
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