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No.121 令和3年稲城市10大ニュース

更新日:2022年1月12日

一昨年から続く新型コロナは、令和2年1月28日に国内で日本人初の感染者が確認されて以来、間もなく2年となります。関係者の皆様の懸命な努力にもかかわらず、未だ終息を見通せない状況ではありますが、昨年4月から開始されたワクチン接種の普及により8月に猛威を振るった第5波は収束し、お陰様で穏やかな年末年始を迎えることができました。
昨年を振り返ると、国内では久しぶりに広域かつ甚大な被害をもたらす自然災害が発生せず、コロナ禍は続きますが、少しずつ通常生活に戻る一年でした。
スポーツでは、2月テニス全豪オープン女子シングルスで大坂なおみ選手が2年ぶり2度目の優勝、3月と8月にはそれぞれ2年ぶりに甲子園で高校野球大会が開催され、4月ゴルフ・マスターズで松山英樹選手が日本人初優勝、6月ゴルフ・全米女子オープンで笹生優花選手が19歳11カ月の最年少タイ記録で初優勝、11月米大リーグ・エンゼルス大谷翔平選手が今季ア・リーグ最優秀選手に選出されるなど、嬉しいニュースが続きました。
また、新型コロナの影響で史上初の1年延期となった東京2020オリンピック・パラリンピックは、無観客開催となったことは残念でしたが、結果は大成功を収めました。オリンピックの金27個・銀14個・銅17個・合計58個は歴代最多で、パラリンピックの金13個・銀15個・銅23個・合計51個は2004年アテネ大会に次ぐ史上2番目の好成績でした。
その他国内情勢としては、4月菅首相が気候変動に関する首脳会議で演説し、2030年度までに温室効果ガスを2013年度比で46%削減するとの目標を表明し、これまでの内閣が踏み込まなかった脱炭素領域にスピード感をもった対応を示しました。しかし、菅首相は新型コロナ対策への批判を受け9月の総裁選に出馬せず退陣、岸田新首相のもと新内閣が発足し、10月衆議院解散総選挙では自民党が単独過半数を超える261議席を確保し、自公政権が継続となりました。
海外では、1月米国大統領選で民主党のジョー・バイデン氏が勝利し、9月ロシア下院選で政権与党の統一ロシアが324議席を獲得しプーチン大統領の政権基盤が安定しました。11月中国共産党第19期中央委員会第6回総会で歴史決議が採択され、習近平総書記が毛沢東・鄧小平と並ぶ権威を獲得し、米中冷戦の新たなパワーバランスが始まりました。
10月国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が英国グラスゴーで開催され、石炭火力発電の段階的な削減努力などを盛り込んだ「グラスゴー気候合意」が採択され、内外での脱炭素に向けた新たな局面が始まりました。
次に稲城市の一年も振り返ってみましょう。
1 新型コロナ対策の推進
国からのワクチン配給に伴い医療従事者への接種を4月19日から開始し、以降年齢区分ごとに順次1・2回目接種を実施し、おおむね10月末に目標とする接種率8割を達成しました。市医師会は各診療所で個別接種を、市立病院は集団接種会場を、稲城台病院は大規模個別接種会場を、よみうりランド慶友病院はふれんど平尾会場・中央文化センター会場を、南山リハビリテーション病院は中央文化センター会場・総合体育館会場を、それぞれ担当いただき、ありがとうございました。
2 市制施行50周年
昭和46年に稲城町が市となってから50周年を迎え11月6日に記念式典を開催し、周年事業の一環として制定した「市歌」を披露しました。
3 東京2020オリンピック・パラリンピック開催
7月24日・25日に自転車競技ロードレースが市内コースを通過し、都内自治体では最多となる約300人のボランティアが活躍しました。総合体育館ではコミュニティライブサイトを実施しました。自転車のまち稲城をレガシーとして残すため、コース沿いに6月サイクルカフェを開店し、11月モニュメントを設置しました。
4 米国カリフォルニア州フォスターシティ市と姉妹都市提携
両市の50周年に合わせオンライン形式で締結式を実施しました。今後、稲城市姉妹友好都市交流協会を通じて市民レベルでの交流が進むことを期待します。
5 保育園の待機児童解消
第二次稲城市子ども・子育て支援事業計画に基づき認可保育所などの整備を進めた結果、4月1日に待機児童を解消しました。
6 都道読売ランド線の暫定交通開放
「稲城よみうりランド坂トンネル」の開通に合わせて、9月27日午前6時に暫定交通開放しました。
7 静岡県熱海市に緊急消防援助隊を派遣
7月3日に熱海市伊豆山地区で発生した土砂災害現場へ東京都大隊の一員として稲城市消防本部から消防隊・後方支援隊が出場しました。第一次から第三次で延べ23人を派遣し行方不明者の救助・捜索活動に従事しました。
8 第四次稲城市農業基本計画の策定
令和2年度で第三次計画が満了となり「次世代に繋ぐ、農とともに暮らすまち」をコンセプトに次期計画を策定しました。
9 日野・多摩・稲城3市連携再犯防止計画の策定及び合同シンポジウムの開催
地方再犯防止推進計画は日野・多摩・稲城地区保護司会にもご協力いただき、3市が共通理念を共有して計画を策定しました。10月29日に3市合同による再犯防止シンポジウムを多摩市関戸公民館で開催しました。
10「ボトルtoボトル」リサイクル事業の実施
持続可能な循環型社会実現とSDGsの推進を目指し、使用済みペットボトルの全量をペットボトルに戻す水平リサイクルを実現するため、サントリーグループと協定を締結しました。

以上が令和3年の10大ニュースです。
今年前半の最大の目標は3回目のワクチン接種です。関係機関と協力してこれを進め、新型コロナの終息が期待できる年となるよう努めてまいります。
 
稲城市長 高橋勝浩

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電話:042-378-2111 ファクス:042-377-4781

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