No.151 フォスターシティ・リトルリーグ(FCLL)が来稲
更新日:2024年9月12日
8月3日、姉妹都市フォスターシティからリトルリーグ選手(10から12歳の少年12人)と監督・コーチ・保護者29人の合計41人が稲城市を訪れました。
フォスターシティとの交流は、平成27年8月に私と随行職員2人が姉妹都市提携に向けた視察としてフォスターシティを訪問したことから始まり、平成29年1月には稲城市海外姉妹都市検討市民会議の委員3人と随行職員1人が現地視察をし、令和元年10月には本市との姉妹都市提携を熱望された元フォスターシティ市議会議員スティーブ・オカモト氏ご夫妻が市民まつりに来稲されました。
令和3年7月に姉妹都市提携を締結してからは、令和4年10月にフォスターシティ市姉妹都市協会の一行33人が来稲し、同年12月にはフォスターシティ市姉妹都市協会会長のデイビッド・サイトウ氏が今後の子どもたちの交流の打ち合わせのため、来日に併せて稲城に立ち寄っていただき、昨年2月には、稲城市姉妹友好都市交流協会主催のツアーが開催され私を含めて11人の稲城市民がフォスターシティを訪問しました。
こうした大人たちの交流を経て、昨年7月には少年少女サッカーチームを迎え、両市の子どもたちの国際交流という本来の目的の第一弾が実現されました。
今回のFCLLの来稲は、その第二弾となるものです。交流協会初代会長のスティーブ・オカモト氏と今回引率された元市長のサンジェイ・ゲハニ氏は、いずれも野球経験者であり、子どもたちに野球指導をされている方です。両市共にスポーツが盛んな街ですが、特に野球はアメリカでは国技といっても過言ではないメジャースポーツであり、二人ともその交流を熱望されていましたので、ようやく夢がかなって私もうれしく思います。
FCLL一行は個々に来日し、8月2日に集合して東京ドームで巨人戦を観戦した後、3日正午に稲城市に到着し、私たちは地域振興プラザで歓迎レセプションを開催しました。
サンジェイ・ゲハニ元市長には日本語でご挨拶いただき、FCLL選手からも日本語を交えたショートスピーチがありました。稲城市側からは13人の小中学生が英語のウェルカムスピーチでお迎えし、記念品の交換の後に稲城少年少女合唱団から日本の歌を贈りました。
FCLL一行には、その晩開催された大丸盆踊りに参加し、日本の伝統文化を楽しんでいただきました。
4日には稲城第六小学校の体育館で、FCLLと稲城リトルの選手がそろって読売ジャイアンツアカデミーからの特別コーチを受け、午後には稲城リトルグラウンドで交流試合が行われ、私も観戦させていただきました。
FCLLのピッチャーはサンジェイ・ゲハニ氏の息子さん、小学校6年生の年齢ですが170センチほどの長身で、その他の選手も中学生と見まがうばかりの子がいます。稲城リトルの選手とは相当な体格差がありますが、FCLLにとってはストライクゾーンがかなり狭く、投げにくそうな印象でした。試合開始直後は、稲城リトルの子たちは緊張しているのか、得点につながるようなプレーが出せませんでしたが、慣れるに従って良い勝負になっていったと思います。まさに、野球VSベースボールの楽しい試合を観戦できました。
FCLL一行には、夕方からジャイアンツ球場でイースタンリーグの巨人戦を観戦していただきました。
稲城滞在最終日の5日は、朝から稲城リトルグラウンドにて日米混合交流試合を行いました。前日の交流試合は、劇的な幕切れでした。6対4で稲城リトルが2点リードの最終回裏、FCLLがノーアウト満塁、稲城リトルにとっては絶体絶命の場面。後続バッターを3者凡退でゲームセットとなったところ、FCLLの選手たちは悔し涙を流しました。
しかし、最後の日米混合交流試合では、仲良くお別れ試合ができたそうで、お互いに良い思い出になりました。
最終試合の後、総合体育館のレストランで昼食会を開催し、ミーティングルームにて送別会を開催し、帰路のバスを見送りました。
来年以降の交流としては、稲城の高校生を対象にホームステイによる短期留学が計画されていますが、いつか野球やサッカーのチームが渡米してフォスターシティの子どもたちと対戦できれば良いなと願っています。
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