No.153 東京多摩2020レガシーコースの指定
更新日:2024年11月12日
この度、東京2020オリンピックで自転車競技ロードレースに使用されたコースの都内区間が、8月15日に国土交通省「GOOD CYCLE JAPAN」のサイクルツーリズム推進モデルルートの指定を受け、同省ホームページに掲載されました。
そして、10月25日にはコース沿道の8市(八王子市・三鷹市・府中市・調布市・町田市・小金井市・多摩市・稲城市)が合同で記者会見を開催しました。
国交省のホームページによると、
(1)世界では今QOL=Quality of Lifeに価値をおく考えが広がっており、人々が移動することにおいても例外ではなく、速さや効率だけではないQOLに寄与するモビリティとして、世界各国で自転車の活用が注目されていること。
(2)自転車は環境にやさしいモビリティであるとともに、サイクリングを通じた健康づくりや余暇の充実、人々の行動を広げ、地域とのふれあいや仲間とのつながりを取り持つコミュニケーションツールでもあること。
(3)日本では、平成28年12月に自転車活用推進法が公布されたこと。これは従来の規制法ではなく積極的に自転車を活用していこうとする理念法であり、この法律に基づき自転車活用推進計画が閣議決定され、国が、地方自治体・企業・民間団体などと一緒に具体的に自転車の活用を推し進めていくことになったこと。
(4)GOOD CYCLE JAPANは、このオールジャパンでの取り組みを呼称したものであり、みんながもっと自転車に乗れば日本に「しあわせ」の良い循環がおこる!ということを理念に、主に「環境」「健康」「観光」「安全」という4つの分野で整備を推し進めていくこと。
といった趣旨が掲載されております。
これらの理念を実現するため、国交省では次の二つのルート指定を行っています。
ナショナルサイクルルート
自転車の活用による観光地域づくりを推進するため、全国展開で官民連携による休憩・宿泊・情報発信などの機能を備えたサイクリングルートを整備する事業。現在、しまなみ海道等計6ルートを指定。
サイクルツーリズムの推進モデルルート
先進的なサイクリング環境の整備を目指して関係者による協議会を設置し、官民連携で走行環境・受入環境・情報発信などの整備を図り、市町村をまたぐような基幹ルートを設定するもの。現在、計101ルートを指定。
今回私たち8市が指定を受けたルートは、武蔵野の森公園、南多摩尾根幹線、多摩ニュータウン通り、相模原市の県境へと続く約38キロメートルで、オリンピックのコースとほぼ同じルートです。
今後は、連携8市が東京2020大会のコースであったことを後世に伝えるとともに、多摩地域の観光振興・魅力発信、自転車の利活用推進・安全運転講習会実施などにつなげていきたいと思います。
なお、東京2020大会のコースのうち、山梨県・静岡県区間については、すでに同様の指定を受けており、神奈川県区間(相模原市)についても指定を受ける意向があることから、スタート地点である武蔵野の森公園からゴール地点である富士スピードウェイまでがつながるよう、努めてまいります。
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