No．13　I（あい）のまち　いなぎ市民祭（まつり）

（広報いなぎ平成24年11月15日号掲載）

　今年も猛烈に暑い夏が終わりを告げ、収穫の秋・スポーツの秋がやってきました。平成24年10月19日から「第11回　Iのまち　いなぎ市民祭」が開催されました。
　ここ数年は天候に恵まれず、一昨年は台風の影響で中止、昨年はどしゃぶりの中での開会式でしたが、今年は3日間とも素晴らしい秋晴れで、多くの皆さんにご来場いただきました。
　この市民祭は、以前それぞれの分野ごとに別の場所・別の時期に行われていたイベントを合同で開催するようになったものです。稲城市はニュータウンの開発とともに成長を遂げてきましたが、新しい住民と既存地区の住民の交流などに課題がありました。そこで、母体となった各イベントの持つ伝統を維持しつつ、市民が一堂に会するお祭りに統合することで、世代を超え、地域を越え、異分野の業種・文化の交流が図れる接点となるよう、企画されたものです。
　それから今年で11年となりました。昨年は10周年であると同時に市制施行40周年という節目の年でした。数々の周年記念事業の実施とともに、オリジナルキャラクター「稲城なしのすけ」も誕生しました。これまでが創造発展の10年であったとすれば、これからは安定定着の10年であってほしいと思います。
　稲城市は都市化を続けながらも、古くからのコミュニティを大切にしているまちです。「Iのまち　いなぎ市民祭」は、人や地域の交流を通じて稲城の宝である「地域力」を維持していくための重要な行事のひとつだと思います。
　このような大きなイベントが市民参加の実行委員会で開催できていることに感謝するとともに、携わっていただいた多くの役員の方々に御礼を申し上げます。
　来年もたくさんの笑顔に出会えるといいですね。