No.58 次年度予算編成に向けて 各種協議会の活動
更新日:2016年9月15日
まだまだ残暑が続きますが、この原稿を書いております平成28年8月下旬は、そろそろ次年度の予算編成に向けて動きだす時期です。
予算案の編成に当たっては例年8月末頃に「予算編成方針」を策定して各部署に伝達し、これに沿った予算積算を指示しています。最少の経費で最大の効果を目指し、歳出節減に努めていますが、市の予算全体は市税等の独自財源のみで賄うことはできないため、国や東京都からの補助金等を導入すべく、歳入確保にも努めています。
教育や福祉に関する義務的経費については、国・都からの補助金等がルールによって決まっているものが多いのですが、道路や河川整備などに関する投資的経費については、しっかりと要望していくことが必要になります。
特に、単独では実施困難な要望については、近隣市や関係団体と協力・連携し協議会等の組織を立ち上げて要請活動を行っています。私が参加する協議会等の概要は次のとおりです。
「東京都市長会」
各市の連絡協調・市政の円滑運営・相互交流を深めることを目的として多摩地区26市により構成しています。
「東京河川改修促進連盟」
河川の氾濫などによる災害を防ぐことを目的として都の管理河川に関係する都内14区21市2町1村により構成しています。
「多摩川整備促進協議会」
多摩川の治水と水害防止を目的として都内2区14市と川崎市により構成しています。
「東京土地区画整理事業推進連盟」
安全で快適なまちづくりを進めることを目的として区画整理事業施行中の都内11区25市2町により構成しています。
「道路整備促進期成同盟会東京都協議会」
多摩島しょ地域における道路整備を促進することを目的として東京都と全市町村(26市5町8村)により構成しています。
「南多摩ニュータウン協議会」
多摩ニュータウンの開発区域及び周辺地域の諸問題について協議検討し国と都に要請することを目的として南多摩5市により構成しています。
「多摩川架橋及び関連道路整備促進協議会」
多摩川中流部に架かる橋梁の拡幅・新設・架け替えを進めることを目的として中流部8市により構成しています。
「東京都連続立体交差事業促進協議会」
都内で実施される鉄道の連続立体交差事業促進を目的として東京都と都内11区9市と鉄道事業者8社により構成しています。
「多摩地域都市モノレール等建設促進協議会」
構想路線の早期事業化を目的として沿線23市3町1村により構成しています。
毎年それぞれのルートを通じて政府、国会、所管省庁、東京都所管部局などに陳情を重ねております。
こうした地道な要請活動のうち特に多摩川架橋に関しては大きな成果を上げています。この協議会が創設された昭和55年当時は多摩川中流部に5橋12車線しかありませんでしたが、現時点で9橋34車線へと拡充されてまいりました。この間稲城市では、稲城大橋が新設、多摩川原橋と是政橋がそれぞれ2車線から4車線に拡幅した上で架け替えとなり、かつての慢性的大渋滞は解消されました。
これら協議会の地道な活動と関わってこられた先人のご努力に感謝するとともに、私達もこれらを引継ぎ、さらなる多摩地域の発展に努力してまいります。
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