No.94 日本大学競技スポーツ部と連携協力に関する包括協定を締結しました
更新日:2019年10月12日
令和元年9月3日、坂浜に新設されたスポーツ日大パフォーマンスセンターで「稲城市と日本大学競技スポーツ部との連携協力に関する包括協定」を締結しました。
日本大学は以前から坂浜に土地を所有し、陸上競技場・ラグビーコート・サッカー場などの体育施設を設置しています。この場所は若葉台駅から近く、歩いて通える場所にありますが、北側には都立若葉総合高校、東側には稲城市立稲城第二中学校に挟まれた丘陵部にあり、道路からは広大な施設内を一望することができないことから、市内に日本大学の施設が所在することを知らない方も多いのではないかと思います。
市では、これまで日本大学と直接の連携関係はありませんでしたが、最近になって施設の再整備計画が立ち上がり、隣接する土地活用の計画も含めて、市として施設整備関係を中心に協力することが増えてきました。
そして、この体育施設は大規模なリニューアルがなされ、平成29年に「スポーツ日大アスレティックパーク稲城」として再起動し、現在も施設整備が進められています。本年7月にはアスリート育成のための新たな旗艦施設である「パフォーマンスセンター」もオープンしました。
アスレティックパーク稲城は、敷地面積126,000平方メートル、東京ドーム2.7個分の広大な敷地にあり、トレーニング施設や食堂を含めた学生寮の環境は、トップリーグも含めて国内最高峰レベルとのことです。
市では現在、上平尾・小田良地区の土地区画整理事業を進めており、この進捗に合わせて平成29年4月には定員300人の一般学生寮「バンデリアン稲城」が開設されました。
こうして、市と日本大学との連携協力により、素晴らしい環境の中で素晴らしい設備が充足されてきたところです。
ところで、施設整備が進む一方、折からのラグビーワールドカップの日本開催も見据えて、日本大学ラグビー部が仲介役となり、施設整備以外の分野で市との連携も模索してきました。
令和元年5月4日には稲城市総合グラウンドにて、ラグビー部の協力により子ども向けのタグ・ラグビーイベントを実施し、イベント終了後に日本大学と法政大学との春季大会を開催することもできました。
更に、寮に住む学生が消防団に加入してくれたり、ラグビー部・男女サッカー部・陸上競技部・女子柔道部の多くの選手が環境美化市民運動や市内一斉防犯パトロールといった市の行事に参加いただき、市民からは感謝と歓迎の声が上がってきています。
こうした中、市ではスポーツを軸としながらも、これまで以上に広範な分野で日本大学と密接な連携を築き、相互の発展を目指していこうとする気運が醸成され、今日の協定に結実されたものです。
今後の連携としては、市からは引き続き日本大学の施設整備への協力、市役所・消防署へインターンシップの受け入れなどを実施します。また、日本大学には、市民向けスポーツ教室の実施、稲城市総合グラウンドや稲城長峰ヴェルディフィールドでの試合開催、各種地域活動への参加などを期待しています。
今回の包括協定の締結を機に、稲城市と日本大学がともに発展することを期待しています。
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