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No.95 台風災害への対応

更新日:2019年10月12日

近年の台風は年々大型化するとともに速度が遅くなり、同一地域に長時間の雨をもたらす傾向があるようです。今年も大きな被害が発生しました。
令和元年9月9日午前5時前に千葉市付近に上陸した台風15号は、関東地方に上陸したものとしては観測史上最強と言われています。市では前夜のうちに自主避難所を開設し、午後9時に災害対策本部を設置、翌朝午前7時まで対応をしました。
この台風は風の影響が強く、市内では倒木が相次ぎ、農作物にも大きな被害が発生しました。収穫期の梨の落果は、市役所と農協が聞き取りを行った範囲で15,160キログラム、概算被害額が約1,200万円に及び、金額は不明ですが野菜農家16軒にも被害があり、その他農業施設の破損などもありました。
特に千葉県は甚大な被害となり、ピーク時に約640,000軒の大規模停電が発生し、東日本大震災以降最大の停電となりました。復旧に2週間以上を要し、浄水施設のポンプ停止などで大規模な断水も発生しました。
市ではブルーシート・土嚢袋・ペットボトル入り飲料水をダンプ2台に積み込み、木更津市へ支援物資として送りました。また、君津市へ職員を9日間派遣し、家屋被害認定や罹災証明発行のお手伝いをさせていただきました。
台風15号では、停電が長期化すると水不足が起こることがわかりました。市では大規模災害発生の都度、被害想定の拡大に合わせて飲料水や生活用水の確保を強化してきましたが、今回の状況も教訓としたいと思います。
令和元年10月12日午後7時前に伊豆半島に上陸した台風19号は、関東・甲信・東北地方で記録的な豪雨となり甚大な被害をもたらしました。市では午前10時30分に災害対策本部を設置し、風水害対応の避難所21カ所全部の開設を午前11時に完了し、午後2時には避難勧告を発令しました。午後4時ごろには多摩川が氾濫危険水位を超え、現場巡視の職員から大丸谷戸川が越水の可能性ありとの報告を受けました。この多摩川の支流が内水氾濫を起こすと、押立地区を中心に広範囲に浸水被害が発生する恐れがあったため、国土交通省関東地方整備局の多摩川を管理する京浜河川事務所長に私から大型排水ポンプ車の派遣要請をしました。これは令和元年10月6日に開催した地域防災訓練にも参加いただいた重機で、ご覧になった方も多いと思います。千葉県内を出発して午後10時過ぎに稲城に到着し、13日午前3時ごろまで排水作業を実施していただいたおかげで氾濫を防ぐことができました。
この台風では、市内数カ所で土砂崩れが発生しましたが人的被害はありませんでした。しかし都内では多摩川や浅川など6河川が氾濫し八王子市・青梅市・あきる野市・調布市・狛江市・世田谷区などで浸水被害が発生しました。16日時点の集計では長野県の千曲川や福島県の阿武隈川など7県の59河川90カ所で堤防が決壊し、国管理の24河川・16都県管理の229河川で氾濫が発生したとのことです。
福島県相馬市では水道施設が被災し大規模な断水が発生しました。13日昼過ぎに相馬市長から給水車の派遣要請を受け、当日午後8時30分に消防署を出発して14日午前2時過ぎに相馬市役所に届けました。
台風19号では、市内で初の大規模な避難となり、ピーク時には1,375世帯3,481人の避難者があり、東日本の広域にわたる未曾有の水害も発生しています。今後とも支援を継続するとともに、この教訓を稲城市の風水害対策に活かしていきたいと思います。
度重なる台風災害で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆さまにお見舞い申し上げ、一日も早い復興を祈念いたします。

このページについてのお問い合わせ

稲城市 企画部 秘書広報課
東京都稲城市東長沼2111番地
電話:042-378-2111 ファクス:042-377-4781

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