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広報いなぎ
平成26年1月15日号 4面


      
平成24年度国民健康保険事業特別会計の決算状況
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▽問い合わせ 保険年金課国民健康保険係

 国民健康保険事業の財政は、特別会計で運営する独立採算の制度です。平成24年度の決算状況をお知らせします。
 グラフ1は、稲城市国民健康保険事業特別会計の決算状況です。歳入(収入)総額は77億4,076万円、歳出(支出)総額は75億9,184万円で、差し引き額は1億4,892万円となりました。
 加入者(被保険者)は、前年度と比べ、272人の減でした。また、長年会社に勤務した方で年金受給権が発生した方が対象となる退職者医療制度に該当する方は24人増加しました(年度平均・下表参照)。



グラフ1 稲城市国民健康保険事業特別会計の決算状況


年度別加入者状況(年度平均)
年度 全体 一般 退職
平成21年度 21,168人 20,023人 1,145人
平成22年度 21,354人 20,107人 1,247人
平成23年度 21,575人 20,175人 1,400人
平成24年度 21,303人 19,879人 1,424人
 
平成23年度比増減数 △272人 △296人 +24人


歳入
 歳入の主なものは、65歳から74歳の方の医療費を調整する前期高齢者交付金が19億6,010万円、国民健康保険税(以下、保険税)が16億8,752万円、国からの支出金が14億3,250万円です。
 これだけでは医療費を賄えませんので、一般会計から9億267万円を繰り入れ、収支の均衡を保っています。

歳出
 歳出の主なものは、病院等に支払う医療費や高額療養費、柔道整復等に係る療養費、出産育児一時金、葬祭費等の保険給付費が51億4,869万円、後期高齢者の医療費の4割を現役世代で負担する支援金が10億6,788万円、共同事業への拠出金が7億2,580万円、介護保険を運営するための納付金が4億3,321万円、特定健康診査や特定保健指導、医療費通知等の保健事業費が7,661万円です。

医療費は1人あたり238,230円
 グラフ2は、年度ごとの1人あたりの保険税と医療費を比較したものです。
 加入者1人あたりの病院等へ支払った額は、全体平均で、平成23年度は233,526円、平成24年度は238,230円で4,704円の増額となりました。一般分が2.59%の増加、退職分は5.07%の減少、全体では2.01%の増加となりました。



グラフ2 加入者1人あたりの保険者負担医療費と国民健康保険税収入額の推移


保険税の納め忘れはありませんか?
 平成24年度に51億円を超えた稲城市の医療費は、原則として保険税と、国や東京都等からの負担金で支払うものですが、現状では市(一般会計)からの援助がなければ支払うことができません。国民健康保険は加入者相互の助け合いの医療保険制度です。その円滑な事業運営には、保険税が必要不可欠です。
 平成24年度の保険税収納率は、74.9%と東京26市中では第11位でした(現年分91.8%、滞納分20.0%)。それでも決算では約5億2,567万円の未納がありました。納め忘れがないか、もう一度お確かめいただくとともに、保険税についてご理解いただきますようお願いします。

保険税は便利で確実な「口座振替」で
 市内の銀行等の金融機関、郵便局、市役所で申込用紙に記入し、提出してください。


進めています 医療費適正化
 年々増加する医療費に対し、市では保険者として各種事業を行い、医療費の適正化を進めています。

診療報酬明細書・療養費支給申請書の内容点検
 国民健康保険加入者が医療機関で受診すると、その医療機関から市に診療報酬明細書が提出され、保険給付分(保険点数×10円×7割から9割)の請求がなされます。
 また、整骨院・接骨院や、はり・きゅう、マッサージで保険を使って受診した場合には、各施術機関等から市に療養費支給申請書が提出され、保険給付分の請求がなされます。
 国民健康保険では、適正な保険給付のために、診療報酬明細書や療養費支給申請書について、内容点検を実施しています。点検結果により、受診者の方に照会をさせていただくこともありますので、ご協力をお願いします。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)利用差額通知
 医療機関で処方されるお薬を「ジェネリック医薬品」に切り替えることによって、窓口での支払額が安くなる場合があります。
 市では、ジェネリック医薬品に切り替えることによって、ある程度支払額が安くなる可能性のある方を対象に、通知を行っています。
 切替を希望される場合は、医師や薬剤師にご相談ください。
※ ジェネリック医薬品が存在しない場合や、治療の方針等により切替ができない場合もあります。


      
追加実施します!特定健康診査
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 稲城市国民健康保険にご加入中で、40歳以上の方が対象の特定健康診査は、平成25年10月末日をもって終了しましたが、このたび期間を追加して実施します。対象者には平成26年1月下旬に「受診券」を送付しますので、市内指定医療機関(下表参照)でご予約のうえ、期限までに受診してください。
▽対象 今年度、一度受診券が送られており、受診日まで継続して稲城市国民健康保険に加入している次の全てに該当する方
(1) 40歳から74歳となる方(平成26年3月31日現在)
(2) 今年度の特定健診を未受診の方
▽受診券の発送 平成26年1月下旬にはがきタイプの受診券を発送
▽期日 平成26年2月1日(土曜日)から3月31日(月曜日)
▽問い合わせ 保険年金課国民健康保険係

特定健康診査指定医療機関一覧
医療機関名所在地電話番号
谷平医院矢野口042-377-6433
矢野口クリニック矢野口042-379-0939
こせき内科クリニック矢野口042-377-0035
かじわら内科・泌尿器科クリニック矢野口042-370-8770
松本医院東長沼042-377-6027
東長沼クリニック東長沼042-379-4851
あべ内科クリニック東長沼042-379-4870
稲城市立病院(健診センター)大丸042-377-1421
菊池医院百村042-378-3333
高クリニック平尾042-331-8201
簡野クリニック平尾042-331-8570
平尾内科クリニック平尾042-331-8221
桜井医院押立042-378-3224
※ 予約・受診時間は医療機関によって異なります。


      
高額医療・高額介護合算療養費制度
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 高額医療・高額介護合算療養費制度は、健康保険の給付と介護保険サービスを両方利用している世帯の自己負担額を軽減する制度です。
 医療費と介護保険サービス費の、8月から翌年7月までの一年分の自己負担額の合計が、算定基準額(下表参照)を超える場合に差額が支給されます。
 平成25年7月31日時点で稲城市国民健康保険に加入されている方のうち、対象となる可能性がある世帯の方には平成25年12月中に通知と申請書を発送しました。
▽申込先・問い合わせ 保険年金課国民健康保険係
※ 介護保険サービスの自己負担額については、高齢福祉課介護保険係にお問い合わせください。

平成24年8月1日から平成25年7月31日の算定基準額
所得区分医療費と介護サービス費の自己負担額の合算
70歳以上の人69歳以下の人(※ 1)
上位所得者670,000円126万円
一般560,000円670,000円
低所得(※ 2)
(住民税非課税等)
U310,000円340,000円
T190,000円
※ 1 69歳以下の場合は、一つの医療機関(入院と外来は別計算)につき、同じ月内で21,000円以上自己負担したものが計算対象となります。
※ 2 低所得Tで介護保険の受給者が複数いる世帯の場合は、算定基準額の適用方法が異なります。


      
『はたちの献血』キャンペーン
〔平成26年2月28日(金曜日)まで〕
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 新成人となられた皆さんを中心に、献血への理解を深めていただき、冬季における安全な血液製剤の安定的な確保を目的に行います。成分献血や400ミリリットル献血へのご協力をお願いします。
▽問い合わせ 東京都赤十字血液センター立川事業所 電話 042-529-0401