テキスト版
広報いなぎ
平成26年5月15日号 4面


      
水質・酸性雨・ダイオキシン類の調査結果
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▽問い合わせ 環境課環境保全係

 市では、市内の環境の状況を把握するため、毎年環境に関する各種調査を行っています。平成25年度に実施した調査結果は次のとおりです。
(1) 河川水質調査(表1参照)
 河川や用水路では、公共下水道の整備によって、生活排水による水質汚染の影響は少なくなってきています。
(2) 酸性雨調査(表2参照)
 市内の酸性雨を調査するため、市役所敷地内で採取した雨水を測定しています。平成25年度の平均値は、酸性の傾向となっています。
 酸性雨とは、工場の排煙や自動車の排気ガスに含まれている硫黄酸化物、窒素酸化物などの大気汚染物質が雨の中で酸化した酸性の雨のことです。酸性雨は、魚類の生息の他、植物、農作物の発育に影響を及ぼします。
(3) ダイオキシン類調査(表3参照)
 大気中のダイオキシン類の濃度を把握するため、市役所屋上で採取した大気を測定しています。冬季のダイオキシン類調査結果は環境基準の0.6pg-TEQ/立方メートルを下回っていました。
※ 平成25年度の二酸化窒素等の大気汚染状況調査・ダイオキシン類調査(夏季)・交通量調査の結果は、「広報いなぎ平成25年12月1日号2面」に掲載しています。

表1 河川水質調査
(類型指定のある河川)
河川名調査地点pHBOD(mg/L)SS(mg/L)
多摩川多摩川原橋7.51.74.8
環境基準(B類型)6.5以上8.5以下3以下25以下
三沢川坂浜2257付近7.90.73.0
亀山橋8.21.74.0
天神橋8.01.79.0
環境基準(C類型)6.5以上8.5以下5以下50以下
(類型指定のない河川)
河川名調査地点pHBOD(mg/L)SS(mg/L)
谷戸川市立病院前8.64.310.5
多摩川合流前8.12.69.0
麻生川平尾2-20付近7.62.917.5
平尾1-60付近7.63.541.8
大丸用水武蔵野線鉄橋下8.01.14.8
分量橋8.01.05.8
大丸地区会館横8.11.35.5
押立349付近8.11.812.3
葎草橋8.01.310.5
東長沼1997付近8.21.15.3
中藤公園前8.01.412.3
多摩川放流口7.64.38.3
田川7.65.86.3
菅堀7.81.611.5
清水川8.12.28.3
※ 数値は、年4回採水した結果の平均値です。
※ 類型指定=河川水質汚濁の環境基準(生活環境項目)については、国において利水目的(類型)別に基準値が示されており、これに基づき都道府県が河川等の状況等に応じて類型をあてはめ、指定したものを指します。
※ pH(水素イオン濃度)=水の酸性、アルカリ性の度合いを示す指標で、pHが7の時が中性で、それより大きい時はアルカリ性、小さい時は酸性になります。中性から極端に数値が離れると、水生生物などへの影響が懸念されます。
※ BOD(生物化学的酸素要求量)=水中の有機物が微生物により分解される時に消費される酸素の量。有機物汚染のおよその指標になります。
※ SS(浮遊物質量)=水中に浮遊している直径2ミリメートル以下の粒子状の物質の量で、この値が高くなると透明度が悪くなり、光の透過が妨げられ水生生物の光合成への影響や魚類のえらが詰まる原因ともなります。

表2 酸性雨調査
採取日測定値(pH)酸性雨を示すpH
平成25年4月2日5.05.6以下
平成25年6月13日5.3
平成25年10月26日5.5
平成26年2月8日5.6


表3 ダイオキシン類調査
実施日計測値環境基準
冬季平成26年2月21日から28日0.0092pg-TEQ/m30.6pg-TEQ/m3以下
※ 1pg(ピコグラム)=1兆分の1グラムを表します。
※ TEQ=測定されたダイオキシン量を最も毒性が強い物質に換算して表した単位


      
規制されています 特定外来生物の取り扱い
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 特定外来生物として指定されている生物は、在来生物の生態系や農林水産業などに影響を及ぼす可能性があることから、飼養、栽培、保管及び運搬などの取り扱いは原則としてできません。
 特にオオキンケイギクなど、市内でもよく目にする植物の取り扱いにはご注意ください。
 また、ご自宅等にオオキンケイギクなどの特定外来生物が自生している場合は、適宜防除していただきますようご協力をお願いします。
 特定外来生物の生きたままの種子及び根を移動させることは禁止されています。ご自宅のお庭に生えている場合など、少量を処理する時は、根から引き抜き、その場で拡げないように2から3日天日にさらすなどし、枯死させた後、ビニール袋などに密閉して燃えるゴミとして処理しましょう。
 防除の方法が分からない場合や大量に防除を行う場合、植物以外の特定外来生物を防除する際は、実施前に環境省関東地方環境事務所(電話 048-600-0817)にご相談ください。


写真 オオキンケイギク(写真提供:環境省)
▲オオキンケイギク(写真提供:環境省)


      
受講者募集 エコドライブ講習会
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 「地球温暖化防止に向けた省エネルギー推進」及び「排気ガスの抑制による大気汚染防止」の一環として、多摩ドライビングスクールと連携したエコドライブ講習会を開催します。
 「家計」にもやさしいエコドライブ、皆さんも学んでみませんか。
▽対象 日常生活で車を運転される方(ペーパードライバー不可)で、後日、講習会の結果票とアンケートの提出にご協力いただける方
▽会場 多摩ドライビングスクール(京王線百草園駅より徒歩1分)
▽内容 エコドライブの講習と実技教習(3時間30分程度)
▽費用 無料
▽申込方法 電話でお申し込みください(申込先着順)。
※ 受付時間は平日の午前8時30分から午後5時
▽受講方法 申込受付後、講習会チケットを郵送しますので、各自で多摩ドライビングスクールに講習日時をご予約ください。
▽申込先・問い合わせ 環境課環境保全係


      
エコドライバー宣言者募集
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 市では、市民環境クラブと協力し、平成19年度からエコドライバー宣言者の募集を行っており、平成24年度末で目標の1,000人に達しました。
 エコドライバー宣言とは、環境に優しい自動車の運転や移動方法の選択を率先して実施することを宣言していただくものです。
 地球温暖化防止に向け、引き続き宣言者の募集を行っていますので、自動車を運転される方はぜひお問い合わせください。
※ 宣言者にはエコドライバーステッカーをお配りしています。
▽申込先・問い合わせ 環境課環境保全係

画像 エコドライバーステッカー
▲エコドライバーステッカー


      
傍聴しませんか 平成26年第2回定例会 平成26年6月10日(火曜日)から開催予定
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 平成26年第2回稲城市議会定例会が、平成26年6月10日(火曜日)から開かれる予定です。
 議会の傍聴を希望する方は、当日、議会事務局で手続きをしてください。
※ 請願・陳情は、平成26年6月2日(月曜日)午後5時までにご持参ください。
市議会本会議の様子をインターネットでご覧いただけます
 市ホームページの「稲城市議会」から平成26年第2回定例会本会議の様子を平成26年6月10日(火曜日)から生中継または録画でご覧いただける予定です。ぜひ、ご利用ください。
▽問い合わせ 議会事務局議事係


      
平成26年度分申込受付中! みんなで一緒に。ちょこっとサイズのたしかな安心
ちょこっと共済 東京都市町村民交通災害共済
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▽問い合わせ 市民課市民窓口係

 「ちょこっと共済」は、都内39市町村の住民が会費を出し合い、交通事故に遭った時に見舞金を受けられる助け合いの制度です。
選べる2コース制(下表参照)
○Aコース=年額1,000円の会費で最高300万円の見舞金
○Bコース=年額500円の会費で最高150万円の見舞金
▽共済期間 加入申込日翌日から平成27年3月31日
▽対象 共済期間の開始日に市に住民登録している方、または会員と生計を同じくしている方で、就学のため東京都の市町村外にお住まいの方
※ 次の方は市でBコースに一括加入しています。ただし、Aコースを希望する方はコース変更の手続きが必要です。
(1) 未就学児 
(2) 小・中学生(平成26年4月1日現在) 
(3) 身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳のいずれかをお持ちで、市に届け出されている方(市長の指定する施設に入所している者は除く) 
(4) 消防団員 
(5) 70歳以上の方(平成26年4月1日現在) 
(6) 交通安全協会の役員
▽申込方法・申込先 市民課市民窓口係、平尾・若葉台出張所、市内の銀行・信用金庫・農協の窓口で加入できます(ゆうちょ銀行は除く)。加入申込書付パンフレットは、上記窓口で配布しています。
▽見舞金が受けられる場合 共済期間内に日本国内で発生した自動車、バイク、自転車、汽車、電車、船舶、航空機、身体障害者用の車いすなどの交通機関による交通事故によって身体に傷害を負い、医師などの治療を受けた時(交通機関に乗車中でも人や物によって生じた事故は除く)
※ バイク・自転車の2人乗りでの事故(排気量や年齢など法令で認められている場合を除く)や、交通機関への乗降時の事故には、見舞金は支払われません。
※ パンフレットや「ちょこっと共済」ホームページなどで確認のうえ、ご加入ください。
※ 交通事故に遭った時は、どんなに小さな事故(自転車の単独事故など)でも必ず当日に警察署へ届けてください。詳しくはお問い合わせください。

見舞金の種類

共済見舞金
等級交通災害の程度Aコース
(年額1,000円)
Bコース
(年額500円)
1等級死亡(交通災害を受けた日から1年以内)300万円150万円
2等級重度の後遺障害(交通災害を受けた日から1年以内)200万円100万円
3等級入院日数30日以上の傷害250,000円160,000円
4等級入院日数10日以上30日未満または実治療日数30日以上の傷害90,000円60,000円
5等級実治療日数10日以上30日未満の傷害50,000円30,000円
6等級実治療日数10日未満の傷害30,000円20,000円

交通遺児年金
会員が交通事故で死亡した時、生計を同じくしていた遺児がいる場合、中学修了年限に達するまで交通遺児年金が支給されます。年金額
遺児1人につき
年102,000円