テキスト版
広報いなぎ
平成26年9月15日号 2面


      
設置してください! 住宅用火災警報器
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 全国の火災による犠牲者の6割以上が住宅火災によるもので、その犠牲者の多くは「発見の遅れ」が原因です。また、死者の約7割が65歳以上の高齢者です。住宅火災による被害を無くすため、住宅用火災警報器は、警報音や音声、光で火災の発生をいち早く知らせる大変有効な機器です。
 市では火災予防条例によりすべての住宅に設置が義務づけられています。火災から大切な命・財産を守るため、まだ設置していないご家庭は直ちに設置してください。
設置のポイント!
(1) どこに設置するの?
 すべての部屋(浴室、トイレ、洗面所、納戸などを除く)、台所、階段に設置してください。
(2) どのように取り付けるの?
○天井に取り付ける場合
 警報器の中心を壁から60センチメートル以上離して設置します。エアコン等の吹き出し口がある場合は、吹き出し口から1.5メートル以上離して設置します。
○壁に取り付ける場合
 警報器の中心が天井から15から50センチメートル以内の位置になるように設置します。
(3) どこで買えるの?
 防災用品販売店や電気店などで購入できます。また、ホームセンターや家電量販店などで取り扱っているところもあります。
(4) 火災警報器の種類は?
 火災警報器には煙式と熱式のものがあり、煙式は出火前の煙で感知するので火災に早く気付き、熱式は台所など大きな炎が出る場所に適します。

      
エアゾール式簡易消火器具を探しています!
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 エアゾール式簡易消火器具の一部において、液漏れや亀裂・破裂が起こる可能性があることから自主回収を行っています。家庭に置かれている商品の確認をお願いします。
【回収対象商品名】
○ヤマトプロテック株式会社製 品質保証期間が2005年10月以前の商品(下図参照)
「ヤマトボーイKT」
「FMボーイk」
▽回収対象商品に関する問い合わせ ヤマトプロテック株式会社お客様相談窓口 電話 0120-801-084(受付時間 平日午前9時から午後5時)
▽問い合わせ 稲城消防署予防課予防係 電話 042-377-7119


▲対象商品

      
ストップ滞納!! 市税の滞納処分を強化しています
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 市税は私たちが安心して健康な暮らしをするための大切な財源です。市税を滞納することは、納期内に納税している多くの市民の方との公平性を欠くとともに、市の財政を圧迫し、市民サービスに支障をきたすことになります。
 このため、納期内に納付がない方に対しては、督促状、催告書、電話、訪問などにより自主納付を促しています。
 しかし、それでも納税に応じていただけない滞納者には、滞納処分として財産の差し押さえ(※1)や捜索(※2)による強制調査、発見財産の差し押さえを行います。
 納税をお忘れの方は至急納付してください。なお、一度に納税が困難な方は収納課へ速やかにご相談ください。
※1 差し押さえの対象は預金・給与・年金・生命保険・国税還付金・売掛金・賃料・不動産・自動車など
※2 捜索とは、国税徴収法第142条に基づく滞納処分で徴税吏員が滞納者の自宅などで差し押さえるべき財産を発見するためなどに行う強制調査です。徴税吏員に与えられた最も強い権限で、相手の意思に関係なく、裁判所の捜索令状も必要ありません。
▽問い合わせ 収納課




▲捜索し差し押さえした現金

      
納期限 平成26年9月30日(火曜日)
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国民健康保険税(第3期)

安心!納税!口座振替!!
▽問い合わせ 収納課

      
市長の資産報告書・意見書
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 市長から提出された資産報告書について、資産報告書審査会による審査が終了し、意見書が提出されました。市民の方は、資産報告書と意見書を閲覧できます。
▽時間 午前8時30分から午後5時(平日のみ)
▽会場・問い合わせ 情報管理課文書法制係

      
秋の全国交通安全運動 やさしさが 走るこの街 この道路
平成26年9月21日(日曜日)から30日(火曜日)
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 秋の全国交通安全運動が実施されます。この運動を機会に、家庭、学校、職場などで改めて交通安全について話し合い、地域全体で交通事故防止を心掛けましょう。
運動の基本
子供と高齢者の交通事故防止
運動の重点
(1) 夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止(特に反射材用品等の着用の推進及び自転車前照灯の点灯の徹底)
(2) 全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
(3) 飲酒運転の根絶
(4) 二輪車の交通事故防止
交通安全運動の各種行事(予定)
 下表のとおりです。

交通安全運動の各種行事(予定)
期日時間会場内容
平成26年9月21日(日曜日)午前8時30分から多摩中央警察署交通安全運動出陣式
午後2時から多摩ドライビングスクール高齢者運転実技教室
平成26年9月24日(水曜日)午後2時から東急自動車学校二輪車実技教室
午後7時から地域振興プラザ運転者講習会
平成26年9月25日(木曜日)午前10時から稲城長沼駅子供と高齢者の駅頭キャンペーン
午前11時30分から稲城市内自転車マナーアップキャンペーン
平成26年9月26日(金曜日)午前10時から榎戸交差点二輪車自転車ストップ作戦
午後7時30分から第二文化センター運転者講習会
平成26年9月27日(土曜日)午前11時30分から稲城市内自転車ストップ作戦
平成26年9月29日(月曜日)午後3時30分から稲城市内飲食店飲酒運転等根絶キャンペーン

運転者講習会
 多摩稲城交通安全協会各支部の主催で、多摩中央警察署交通課警察官による安全運転講習会を行います。
▽期日・時間・会場 
(1) 平成26年9月24日(水曜日)午後7時から・地域振興プラザ4階大会議室 
(2) 平成26年9月26日(金曜日)午後7時30分から・第二文化センター
▽問い合わせ 管理課交通対策係、多摩中央警察署 電話 042-375-0110

      
市長コラム No.35 野沢温泉村を訪問
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 今年の春先、富井村長さんが稲城市を訪れた際、ぜひこちらにも来てくださいとの招待を受け、平成26年7月27日から28日に訪問してきました。
 今年は野沢温泉村において稲城市立小中学校の体験学習を始めてから10周年となります。「あつまれ稲城っ子!野沢温泉塾」と題して夏季は小学6年生の移動教室、冬季は中学1年生のスキー教室を実施しています。
 訪問初日は到着後すぐに巣鷹(すたか)湖キャンプ場に移動、夕食後の自由時間を過ごす若葉台小学校のキャンプを激励しました。雨模様で真夏とは思えぬほど涼しい湖畔で稲城フィルハーモニー管弦楽団の白井さんが奏でるヴァイオリンのミニコンサートがありました。大自然の中で本物の音楽に触れ合えるのは素晴らしい体験です。賑やかだった子どもたちも演奏が始まると静まり返っていました。きっと一生涯忘れられぬ幻想的な体験だったでしょう。
 温泉街に戻って投宿、至る所に「外湯」と呼ばれる建物を見かけました。13カ所もある外湯は無料または寸志で入浴ができ、湯仲間という制度により村人が交替で清掃・管理していると聞き驚きました。
 野沢温泉村が「湯山村」として歴史に登場するのは鎌倉時代中期、江戸時代初期にはすでに24軒もの宿屋があったそうです。温泉の由来については奈良時代にこの地を訪れた僧侶が見つけた等、諸説あるようですが、古くから野沢の地に湯が湧いていることが知られていました。
 二日目にはゴンドラに乗り山頂を目指します。日本のスキー発祥は、明治44年にオーストリア陸軍少佐レルヒが現在の新潟県上越市で技術を伝授したと言われています。その翌年に野沢温泉村でも村出身者が初めてスキーを滑り、大正12年には野沢温泉スキー倶楽部が発足しています。草創期からスキー場の開発とともに村づくりを進め、信州のスキー王国として栄えてきました。
 しかし、昨今では景気低迷、レジャーの多様化などの要因でスキー人口が減少し、ゲレンデも場所によると閑散となる状況となってしまいました。村ではゲレンデ維持に無理をするのではなく、一部をブナの森に戻すという英断をされています。これは「ブナの森百年構想」と呼ばれ、稲城市の小中学生も交流当初から植林に協力しています。ゴンドラを降りて案内された広大な一角に稲城市の学校名が記載された木の杭が並び、ブナの苗木がすくすくと育っていました。子どもたちが成長して、いずれ自分の足でこの地を訪れたとき、成長したブナを見ることは素晴らしい感動となることでしょう。
 下山して温泉街を巡ると向陽台・城山・長峰小学校の子どもたちに出会いました。すれ違う都度、みんな元気よくあいさつをしてくれました。稲城市民として鼻が高い思いです。
 最後に村役場へ村長を表敬訪問しました。素晴らしい自然環境の中でいきいきと体験学習ができる野沢温泉村と稲城市との交流を、今後とも広げていこうと約束した次第です。


稲城市長 高橋 勝浩