稲城市

特定外来生物「オオキンケイギク」について

最終更新日:2024年4月26日

5月から7月頃にかけて咲くオオキンケイギクは、鮮やかな黄色い花をつけるキク科の植物で、稲城市内でも道端や河川敷などで見かけられています。
オオキンケイギクは、繁殖力が強く、在来種を駆逐しており、日本の生態系に重大な影響を及ぼす恐れがある植物として、外来生物法による「特定外来生物」に指定され、栽培や運搬、販売、野外に放つことなどが原則禁止されております。

特定外来種とは

特定外来生物とは、外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれのあるものと指定された生物です。
特定外来生物に指定されたものは、外来生物法の規定に基づき、飼育、販売、保管、運搬、輸入、譲渡、販売、野外へ放つことをなどを原則禁止しています。
外来生物法に違反すると、個人の場合は最大で300万円の罰金、もしくは3年以下の懲役、法人の場合は、最大で1億円の罰則がかされます。
特定外来生物の詳細につきましては、環境省のホームページをご覧ください。

オオキンケイギクの特徴

オオキンケイギクの花
オオキンケイギク(出典:環境省)

花の特徴

・コスモスに似た形状で、直径5cmから7cmの頭状花(茎の先端に1つの花が付く)
・花びら(舌状花)の色は黄橙色で、花の中央部(管状花)も同じ色
・花びらの先端が不規則に4から5つに分かれる

オオキンケイギクの葉
葉の写真(出典:九州地方環境事務所)

葉の特徴

・細長いへら状で、対生(茎の両側に葉がある)
・葉の両面には荒い毛があり、葉の周囲はなめらか(鋸歯がない)
・葉の一番幅がある部分の幅は、1cm程度
・成長がすすんだ葉は、3から5枚の裂片に分かれる。裂片は楕円形

オオキンケイギクの駆除にご協力ください

生態系の保全のため、オオキンケイギクが生えていた場合は、駆除のご協力をお願いします。

オオキンケイギクチラシ

駆除の方法

1.多年草のため、根が残ると再び生えてくるので、根元から株ごと引き抜きましょう。
2.種子や根を落とさないように袋に入れ、密閉し、枯らしてください。
3.土はなるべく落とし、燃えるごみとして処分してください。

このページについてのお問い合わせ

稲城市 都市環境整備部 緑と環境課
電話:042-378-2111