稲城市

坂浜アカシヤ文庫・坂浜配本所の歩み

最終更新日:2023年8月18日

当時の坂浜地区は、市の中心部から離れているため、子供たちは本を手にする機会が少なく、本を読みたい子供たちは、1時間に1、2本しか通らないバスで、市立図書館に出かけるしかありませんでした。
 
このような状況を打破するため、「坂浜の子ども達の身近に読書環境を整え、よい本を読む機会を与えたい」という趣旨のもと、地元自治会やPTAなどが中心となって、同地区に地域文庫を作る運動が展開され、たまたま市立診療所の仮診療室として使っていたプレハブの建物が空いたため、市と交渉の末、昭和54年坂浜アカシヤ文庫が開庫しました。
 
その後、坂浜アカシヤ文庫の蔵書を引き継ぐかたちで、「地域の子供たちの居場所を含めた読書環境を整備する」ことも目的に、平成7年、市立図書館の配本所として坂浜コミュニティ防災センター内の一室に坂浜配本所が開設されました。
 
以来、週に1回開所してきましたが、平成27年度に稲城第二小学校に学校図書館活性化推進員(学校司書)が配置され、令和3年度には蔵書管理システムが導入されるなど学校図書館の充実が図られるとともに、iプラザ図書館への坂浜地域住民の利用定着に伴い、配本所の利用者が大幅に減少したことを踏まえ、開設当初の目的や役割は既に終えたことから、令和4年度をもって閉所することとなりました。
 
稲城市立図書館ホームページ内に「坂浜アカシヤ文庫・坂浜配本所の歩み」をまとめました。
下記リンクから閲覧できます。

画像 坂浜配本所入口
坂浜配本所入口

画像 アカシヤ文庫棚
アカシヤ文庫棚

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稲城市 教育部 図書館課
電話:042-378-7111