稲城市

No.80 稲城市観光協会の発足

最終更新日:2018年7月15日

この度平成30年5月31日に設立総会が開催され、翌日平成30年6月1日に法人登記を完了し、一般社団法人稲城市観光協会が発足しました。
市の観光につきましては、私が市長に就任以来、公約として取り組んできた重要な施策の一つです。
この7年間で実施した主な事項は、組織改正を行い観光担当部署を設置、任期付職員採用条例を制定し観光担当課長に民間経験者を登用、観光マップの作成、観光ウォーキングツアーの開催、市を紹介するアンテナショップ「いなぎ発信基地ペアテラス」の建設、同施設を市役所直営とせず民間に管理委託、稲城市観光基本計画の策定、いなぎFree Wi-Fiの設置、市ホームページの多言語化、ホテルの誘致、友好都市の拡大と交流イベント開催などです。
そして次の段階では、観光協会の設立が課題でした。
平成29年度には「稲城市観光協会設立検討協議会」を立ち上げ、他市の先例を調査しながら、観光協会の組織・機能のあり方、設立に向けたスケジュールなどを協議していただき、平成30年2月には報告書にまとめて答申をいただきました。
平成30年度にはこの協議会の構成員を増強して「稲城市観光協会設立準備会」を立ち上げ、定款案・事務の詳細・会員確保・ペアテラスの指定管理受託などについて検討していただき、設立総会に至ったものです。
観光協会は「稲城市の自然、景観、文化、歴史、農畜産物などの地域資源を活用し、観光事業の振興を図ることで都市の魅力を増進し、これを国内外へ広く発信して稲城市への誘客を促すことにより交流人口を増やし、もって地域の活性化、市民生活の充実及び地域文化の発展に寄与すること」を目的としています。
観光協会は一般社団法人であり、市からの補助も予定しておりますが、民間法人です。役員には商工会、農業協同組合、芸術文化団体連合会、市民活動サポートセンター、青年会議所などの団体から推薦された方の他、よみうりランド、JR東日本、京王電鉄、ホテル事業者、東京ヴェルディなどの企業も参加しており、私も顧問に名を連ねております。
そして会長には、駒沢女子大学に本年4月から開設された人間総合学群・観光文化学類の准教授である鮫島卓先生に就任いただきました。鮫島氏は立教大学大学院観光学修士、世界60カ国を旅した元バックパッカーです。教鞭を執られる前は株式会社HISでエコツアーなどテーマ旅行企画プロデューサーとして活躍された経験をお持ちで、今後の活動に期待される逸材です。
また、こうしたご縁から駒沢女子大学・稲城市観光協会・稲城市の三者間で「稲城市観光まちづくり産官学連携協定」を平成30年6月8日に締結しました。三者の結束で、より一層の観光振興が推進されることを期待いたします。
今回の観光協会発足は、一連の基盤整備として集大成ではあるものの、観光については後発の稲城市が、ようやくスタートラインに着けたものと思っています。
今後は、より多くの企業・商工業者・市民に会員として参加していただくとともに、皆さんに楽しく使っていただけるような観光協会となることが大切ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

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