最終更新日:2018年1月15日
昨年を振り返ると海外の政治情勢では、平成29年1月アメリカファーストを掲げたトランプ氏がアメリカ大統領に就任、平成29年3月イギリスメイ首相がEU離脱を通知、平成29年5月フランス大統領選で39歳史上最年少マクロン氏が当選、平成29年3月韓国朴槿恵大統領の罷免が決定し平成29年5月大統領選で文在寅氏が当選、平成29年10月中国共産党大会で習近平氏が二期目をスタートするなど、注目の一年でした。
国内では平成29年7月東京都議会議員選挙で小池百合子都知事率いる地域政党都民ファーストの会が55議席獲得し第1党となり、自民党は史上最低23議席で歴史的惨敗。平成29年10月衆議院議員選挙は小池都知事が希望の党を結成し政権交代を目指すものの、「排除」発言が立憲民主党創設の誘因となり大敗、自民党が284議席、公明党が29議席を獲得し三分の二を維持しました。
北朝鮮関連では平成29年2月に金正恩委員長の異母兄である正男氏がマレーシアで殺害され、国連安保理の制裁決議に反する水爆実験やミサイル発射が繰り返され、東アジアに不安と緊張をもたらしました。
スポーツ分野では、平成29年1月初場所で初優勝した大関稀勢の里が19年ぶりに日本出身の横綱に昇進するも怪我で三場所連続休場、平成29年4月フィギュアスケートでは羽生結弦選手が世界歴代最高得点で優勝する一方、浅田真央選手が現役引退を表明、平成29年5月女子ゴルフの宮里藍選手が現役引退を表明、平成29年6月卓球世界選手権で混合ダブルスの吉村真晴・石川佳純組が日本勢として48年ぶりの優勝、平成29年8月バドミントン世界選手権で奥原希望選手が日本勢として40年ぶりに優勝、平成29年9月陸上日本学生対校選手権男子100メートル決勝で桐生祥秀選手が日本人で初めて10秒の壁を破りました。選手の世代交代も進みますが、若い選手の大躍進もあり、東京五輪に向けて期待が膨らみます。
災害分野では、平成29年7月九州北部の記録的な豪雨被害をはじめ、昨年も多くの犠牲者が出てしまいました。東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示区域については福島県川俣・浪江・飯舘・富岡の4町村で解除され、最大時の約3割にまで縮小となりました。更なる今後の復興に期待しています。
国内外で様々な出来事がありましたが、稲城市の一年も振り返ってみましょう。
(1)衆議院小選挙区の区割り改定により稲城市が分割
多摩市と共同で分割回避の要請行動をするも叶わず、平成29年10月解散総選挙では比例復活も含めて、稲城市を包括する選挙区からは、4人の衆議院議員が誕生した。
(2)稲城消防署上平尾消防出張所が平成29年4月運用開始
長年の課題であった市南西部の緊急車両到着時間を大幅に短縮、平成29年8月市独自で導入したドローンとともに消防力強化が実現された。
(3)中央公民館ホールの大規模改修工事が完了、平成29年3月末にオープン
老朽化に伴う施設更新には様々な課題があるが、市民協働で解決した実践例となる。
(4)iバス第2期見直し路線の運行がスタート
地域公共交通会議での2年にわたる議論を経て、増便を含む新路線・新ダイヤでの運行を平成29年3月末に開始し、おおむね好評を得る。
(5)稲城市介護支援ボランティア制度10周年
市が全国に先駆けて開始し今年10周年を迎えた。記念式典を開催しボランティアや受入機関への感謝状を贈呈した。
(6)援農ボランティア養成講座「いなぎ農業ふれあい塾」が開講
記念すべき第1期生10人全員が無事に卒業、今後の活動に期待する。
(7)多摩サービス補助施設の一部返還
平成29年8月これまで長年の返還要請行動が実って一部返還が実現した。
(8)第47回東京都消防操法大会ポンプ車操法の部で優勝
稲城市消防団第一分団が稲城市代表として出場、延べ90回に渡る厳しい訓練を乗り越え平成29年10月の大会で見事な成績を収めた。
(9)第三次稲城市立病院改革プランの策定と「病院機能評価」の認定
更なる医療機能の充実と健全な病院経営の継続を目指した改革プランを策定するとともに、日本医療機能評価機構が実施する認定を更新し、安全安心な医療提供をアピールした。
(10)市庁舎第一駐車場の改修工事竣工、供用開始
歩車分離や場内の一方通行化、段差解消を行い、誰もが安全に安心して利用いただけ、イベントにも活用できる駐車場としてオープン。
以上が平成29年の稲城市10大ニュースです。番外として、東京五輪に向けて自転車ロードレース大会のコースが内定し、市内を周回することがほぼ内定しました。今後は、組織委員会や東京都と連携し、市を挙げて準備に取り組んでまいります。本年もよろしくお願いいたします。
稲城市 企画部 秘書広報課
電話:042-378-2111