稲城市

No.89 平成31年度当初予算

最終更新日:2019年4月12日

平成最終年度の当初予算が平成最後の市議会定例会において可決されたので、概要をお伝えします。
本年度の予算編成に当たっては、健全な財政を維持し、第四次長期総合計画の主要な事務事業に取り組み、稲城市まち・ひと・しごと創生総合戦略の目標達成を推進し、市民の安全を最優先に防災減災対策に取り組むことを基本としました。
これらを踏まえ、平成31年度一般会計予算の規模は356億9,400万円、歴代2番目の大きな額で、対前年度11億9,400万円、3.5%増となりました。
歳入では、根幹となる市税が市民税の納税義務者数増・新増築家屋の増などにより0.7%増で153億3,650万円を見込み、税制改正に伴う自動車取得税交付金の51.7%減、幼児教育無償化に伴う地方負担分の補てんとして地方特例交付金の251.8%増など、出入りはありますが一般財源総額としては1.5%増の185億7,390万円を確保しています。
本年度の主な工事は、市役所本庁舎空調設備改修工事、小中学校・文化センターの空調設備工事、南武線高架下の配食サービス施設(東長沼)整備工事、生活支援サービス拠点(向陽台)改修工事、多7・4・5号線(三中前から京王線)整備工事、多3・4・36号線トンネル(上平尾から小田良)整備工事、菅堀維持補修工事、学校給食共同調理場第一調理場建替移転工事などです。ここに挙げた案件だけでも総額27億円近くになる大事業です。
次に政策課題ごとの今年度予算の特徴について概要をご紹介しましょう。
稲城村制施行130周年記念事業関連
本年は稲城村が誕生して130年であり、記念事業を実施します。
安全安心なまちづくり関連
自治会が設置する防犯カメラの補助金新設、下平尾の交通不便地域における小規模コミュニティ交通の実証実験、聴覚・言語障害者が携帯端末から緊急通報ができるNet119緊急通報システムの導入、いなぎ防災マップの更新・全戸配布、高規格救急自動車の更新などを実施します。
子育て支援関連
認可保育所の新設、平成31年度からの認証保育所の認可化・認定こども園の新設による定員増、既設幼稚園の認定こども園移行による保育定員の増、都有地活用による認可保育所開園準備を実施し待機児童解消を目指すとともに、幼児教育・保育の無償化に取り組みます。
高齢者支援関連
第八期介護保険事業計画の策定準備をするとともに、介護人材不足解消のための育成研修、認知症カフェの開催、認知症高齢者グループホームの新設を実施します。
教育・スポーツ関連
市立中学校全校へ特別支援教室設置、スクールソーシャルワーカーの拡充、第三次子ども読書活動推進計画策定などを実施し、学校給食共同調理場第一調理場建替移転を進め、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への気運醸成を図ります。
住みやすいまちづくり関連
商工会の商業活性化プラン策定への支援、創業支援事業の市内開催、小田良土地区画整理事業の換地処分にあわせた坂浜地区住所整理の実施検討を進めます。
今年度も盛り沢山な予算です。今後とも市民の皆さんのご意見を伺いながら、躍進する稲城のまちづくりを進めてまいりますので、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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