最終更新日:2016年3月18日
平成27年10月27日(火曜日)
質問内容 | 回答 |
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【iバスについて】 路線の見直し後に、右回り・左回り路線でなくなり、分かりにくくなった。基本に立ち返り、右回り・左回りルートを機軸とした新たな分かりやすい路線を作ってほしい。 iバスの利用者が減っているようで、前回の見直しでの方針を改め、利用者数を増やす努力をしてほしい。 |
皆さんからいただいているご意見には最大限配慮したい。昨年度から、道路交通法に基づき、市民の代表や見識者、バス事業者、各関係機関の職員などで構成された「稲城市地域公共交通会議」を立ち上げ、路線バスを含めた市内のバス公共交通のあり方について、協議を進めている。会議ではこれまでの路線にこだわることなく、ゼロベースで考え直す。 iバスの利用者数の減少は真摯に受け止めなければならないが、そもそもiバスは路線バスの補完的機能であるので、iバスの乗降者数だけで利便性を判断できない。また、通勤等で利用者数が激増してしまうと、本来の目的である交通弱者や路線バスの入れない地域住民の利用を阻んでしまうので、必ずしも利用者増がiバスの目的ではない。路線バスとの役割分担をし、それぞれ整備していきたい。 |
【在宅介護について】 先日テレビで、行政と町医者が協働して患者をサポートする柏市の先進的な事例を見た。稲城市ではそういった在宅介護に関する施策は期待できるのか。 |
稲城市は介護予防の分野では全国でも先進的な施策を行っており、全国から視察に訪れる。 具体的には市内を4区域に分け、それぞれに地域包括支援センターを設け、地域の介護予防の核となる機能を持たせ、地域と有機的に結びつき、活動している。 しかし、医療の分野では十分ではない。歴史的に稲城の医療サービスは市立病院が担っており、開業医があまりいなかった。現在は少しずつ開業医も増えているが、課題はそこに住んでいないこと。回診・往診をしてくれる医者を増やしていきたい。また、市内の医療資源の実態を調査し、医療サービスの偏りを解消するための医療計画も立てたい。 今後、稲城市医師会、介護サービス事業者と連携し、医療・介護・生活支援を一体で取り組める地域包括ケアシステムを構築していけるよう努めたい。 |
【少子高齢化について】 今後稲城市も直面する課題であると思うが、市はどのような考えがあるのか。 |
東京都内では高齢化率が一番低い稲城市であるが、今後、高齢者の人口が増えることは考えていかなければならない。地域ごとに住む世代が偏っているが、例えばニュータウンでの定住化を促進し、世代交代を図ることで、平準化できる。また、都市計画の規制緩和なども検討し、二世帯住宅なども建設できるようにして若者の呼び込み(Uターン)も図りたい。 さらに平尾団地の更新のために、次年度からは団地再生担当の職員を置き、新たな街づくりのお手伝いをさせていただきたい。 |
【防災対策について】 相馬市と友好都市となり、防災について様々な取組事例もあると思うが、稲城市では何か参考にしていることはあるのか。 |
相馬市には「相馬兵糧蔵」という立派な防災備蓄倉庫がある。東日本大震災で支援物資が全国から集まり、ごった返している様子を実際に見て、いただく物資の仕分け場所の必要性を感じ、長峰スポーツ広場に防災倉庫の機能を持たせることを考えた。 |
【公共施設について】 ふれんど平尾の体育館が汚い、トイレが旧式で使いづらい。卓球台が少ない。 |
ふれんど平尾を大規模改修し、だれでもトイレを設置しているのでそちらを利用していただきたい。体育館の改修は市内の様々な施設の状況を鑑みても、優先順位は低い。卓球台についても同様。予算に余裕があれば考慮するが、個別の事案に一つひとつ対応していくことは難しい。 |
【警察官の常駐について】 平尾の交番は夜になると警察官がいなくなる。新しい街もできるので、ぜひ警察官が常駐してほしい。平尾自治会からも多摩中央警察署にお願いをするが、市もバックアップをしてもらいたい。 |
多摩中央警察署には署長が代わる度に、平尾の実情をお伝えしている。交番に警察官を常駐させることは人材的に厳しい面もあるので、駐在所を置くことも視野に入れながら、根気よく多摩中央警察署へ陳情していきたい。 |
稲城市 総務部 秘書広報課
電話:042-378-2111