塞の神(さいのかみ)行事
更新日:2023年12月28日
塞の神行事(昨年度の様子)
新型コロナウイルス感染症の影響により、内容の変更や中止となる可能性もあります。
詳細は各地区の掲示板などで、ご確認下さいますようお願いいたします。
稲城市の塞の神は、青少年育成地区委員会や自治会等を中心に行われている伝統行事です。
正月飾り等を1カ所にまとめて燃やし、炎に無病息災の願いをこめて行われます。
近隣の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
注釈:持ち込めるのは、正月飾りのみです。ビニール、プラスチック、針金は必ず取り除いてから持参してください。
問い合わせ
児童青少年課 青少年係
令和6年日程
期日 | 地区 | 点火予定時刻 | 場所 | |
---|---|---|---|---|
令和6年1月7日(日曜日) | 押立 | 午前10時 | 押立児童公園 | |
令和6年1月8日(月曜日・祝日) |
矢野口 | 午前9時30分 | 第七小学校校庭 | |
東長沼 | 午前10時 | 淡雪公園 | ||
坂浜・長峰・若葉台 | 北村鈑金裏 | |||
大丸 | 正午 | 第六小学校校庭 | ||
平尾 | 午後1時 | ふれんど平尾グラウンド | ||
令和6年1月14日(日曜日) | 百村 | 午後1時 | 妙見寺 |
注釈:例年実施している繭玉等は、実施しない地域もあります。
注釈:詳細については各地区の掲示板などでご確認くださいますようお願いいたします。
塞の神行事の歴史
1月1日を正月(大正月)というのに対して、1月15日を
塞の神行事は、正月の松飾りや
東日本の地域では、
稲城市の塞の神行事
稲城市内では、昔から各地域のなかの
昔の塞の神行事(矢野口・坂浜地域の場合)
塞の神の小屋づくり
小屋が完成してから
小屋が完成してから燃やすまでの数日間は、子どもたちが小屋の中に寝泊まりして、小屋を守ります。これは他地域の若者がきて、小屋に火をつけたり、御神体のドウロクジンの石を盗んだりするからです。
マユ玉団子
13日頃に塞の神行事の時に焼いて食べるマユ玉団子をつくります。
小屋を燃やす
14日または15日に小屋を燃やします。燃やす時には、子どもだけでなく大人も集まってきます。燃やす火に木の枝にさしたマユ玉団子や餅をかざして焼きます。この団子や餅を食べると、1年間無病息災で、また書き初めを燃やして高く舞いあがると字が上手になるといわれました。燃やした火がおさまると、中からドウロクジンの石を取り出して、またどこかに埋めて隠します。
塞の神行事、昔と今の違い
実施組織
昔は小中学生などの子どもが主体でした。今は大人が中心で子どもが手伝うようになりました(大人は各地区の青少年育成地区委員会、自治会など)。実施の規模が、講中や小字単位から 地区単位へと広くなり、塞の神の小屋の大きさも、昔より大きくなりました。
実施日程
昔は7日過ぎから準備を始め14日か15日に燃やしました。今は準備も燃やす日も15日に近い土曜・日曜日、祝日に実施しています。大人の都合に合わせて日程が決まります。
実施内答
昔は塞の神の小屋に寝泊まりしたり、他地域の小屋に火をつけたり、御神体のドウロクジンの石を盗みあったりしましたが、今ではこのような風習はほとんどありません。
実施場所
昔は塞の神行事を実施するための決まった場所がありましたが、今では公園・空き地・田んぼなどで、回りに人家が接していない場所を選んで実施しています。塞の神行事は、現代杜会に合わせて急速に変化してきました。それは、行事の内容が変化したり、消減していたものが、新しい形で復活したりと様々ですが、各地域での伝統を残して、現代に生きつづけています。
引用参考文献.『稲城市の民俗(一)』『稲城市史下巻』
燃えあがる塞の神の小屋(東長沼)
竹で小屋の骨組みをつくる(坂浜)
ワラなど囲んで小屋をつくる(百村)
まわりに飾りものをつける(矢野口)
小屋を燃やす(東長沼)
マユ玉団子を焼く(坂浜)
このページについてのお問い合わせ
稲城市 子ども福祉部 児童青少年課
東京都稲城市東長沼2111番地
電話:042-378-2111 ファクス:042-377-4781