わがまち稲城2019 花見省輝(はなみよしき)さん
更新日:2019年7月1日
太鼓を通じて国際交流の懸け橋に
写真提供:Tsunagari-Taiko center&創作舞踊集団 寶船
長峰在住の僧太鼓奏者の花見さんは、平成31年4月19日から23日にフランスのソー公園で開催された「花見イベント」に参加し、フランスの太鼓団体「
フランス国内での度重なるデモやノートルダム大聖堂の火災の影響で、イベント会場が変更になったり、急遽フランスの太鼓関係者の家にホームステイしたりと、数々の不安がありましたが、イベント当日は、海外から大勢の観客が集まりとても盛り上がりました。花見さんは笛や太鼓で日本とフランスの国歌を即興で演奏し、最後は観客と一体となって阿波踊りを踊る等、生涯忘れられない経験になったと話してくれました。
写真提供:Tsunagari-Taiko center&創作舞踊集団 寶船
花見さんが太鼓に出会ったのは鎌倉・建長寺の修行僧であった17歳の時です。厳しい修業と学業を両立する中、お寺にある太鼓が「心を伝えるために必要な物」であることを学びました。そして、現在に至るまで、三宅島噴火災害、新潟県中越地震、能登半島地震、東日本大震災、熊本地震などの被災地に足を運び、ボランティアとして太鼓を用いた活動をしています。
花見さんの今後の目標は、国際交流をもっと円滑化させるための環境を作る事です。「稲城市だからできる事、稲城市民だからできる事を目標にして頑張りたい。」と話してくれました。
花見さんにとって太鼓は、やんちゃで手のかかる子どものような存在だけど、人に心を伝える熱い楽器。太鼓を通じて国際交流を深める事を願う花見さんの挑戦は続きます。
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