わがまち稲城2017 大西邦子(おおにしくにこ)さん
子どもたちに贈る「稲城の昔ばなし」
向陽台在住の大西さんは、長年、絵手紙を趣味に活動されており、この度、稲城で語り継がれている物語を、2冊の絵本にして出版されました。
絵本は、矢野口・穴澤天神社の創建の由来を書いた「天神さまと神がかりの童子」と、坂浜・小田良地区の祠(ほこら)の由来を書いた「小田良昔がたり」で、どちらも筆と手書きの絵が添えられ、温かみのある作品となっています。
多くの子どもたちに絵本を通じて、稲城各地域ゆかりの昔ばなしを伝えたいと思ったことが絵本制作のきっかけでした。
出版は初めての試みで、1冊あたり制作に約1から2年かけ、試行錯誤の末の完成だったそうです。
制作にあたって最も大切にしたのは、その土地の人に会い、昔話を聞かせてもらうことでした。土地に伝わる風習や、昔の生活様式なども丁寧に調べ、聞いた話を基に、大西さんが自ら想像して絵本に描かれます。
今後について伺うと、稲城らしい「水」にまつわるお話として、「大丸用水」や「カッパ伝説」を描きたいとのこと。「稲城の昔ばなしを語りつくしたい。まだ知られていない話も多くの人に広めていきたい。」と笑顔で語ってくれました。次の作品も楽しみです。
注釈: 2冊の絵本は、各図書館でご覧いただけるほか、いなぎ発信基地ペアテラスで販売しています。
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