毒を持つ「セアカゴケグモ」と「ハイイロゴケグモ」にご注意ください
市内でも毒を持つセアカゴケグモやハイイロゴケグモと、その卵のうが見つかっています。
セアカゴケグモやハイイロゴケグモは特定外来生物ですが、日本全国で確認されており、日本に定着したと思われます。
ご自宅のお庭で似たようなクモを見つけた場合は、あわてず、次で示す駆除方法を参考にしながら適切に対処をお願いします。
どちらのクモも臆病でおとなしく攻撃性はありませんが、毒性の強いクモですので、見つけても素手で捕まえたり、触らないように注意してください。
刺激を加えなければ咬まれることはありませんが、もし咬まれたら、咬まれた部分を水で洗い流し、できるだけ早く医療機関を受診してください。
駆除方法
市販のピレスロイド系殺虫剤を用いるほか、熱湯をかける、靴で踏みつぶすなど物理的な方法で駆除することができます(卵のうは薬剤が効かないので、袋に入れ、潰してから殺虫剤を使用してください)。
卵のうを靴で踏み潰した場合には靴底をよく洗うなどし、残った卵のうからクモが孵らないようにしましょう。
また、一匹見つかれば周囲にも潜んでいる可能性があるので、よく確認するなど注意してください。
咬まれた時の症状
針で刺された様な痛みを感じ、咬まれた場所以外に痛みが拡がると言われています。
筋肉痛・頭痛などの症状が数週間継続することもあります。
筋肉麻痺などの重症例の報告がありますので、注意が必要です。
咬まれた場合の対応
万が一、クモに咬まれたら、すみやかに医療機関を受診してください。
重症化した場合は抗毒素血清による治療が必要です。
咬んだクモの種類がわかるように、できれば殺したクモを病院へご持参ください。



セアカゴケグモの特徴
- 雌の体長は約7から10mm 雄の体長は約4から5mm(体長とは、頭部の先から腹部の先までの長さであり、足の長さは含まない。)
- 毒性が強く、有害なのは雌のみで、雄に毒はありません。
- 全体が光沢のある黒色で、大きな球状の腹部の背面に目立った赤色の縦条がある。
- 腹面に赤い砂時計状の模様がある。
- 日当たりが良い場所や暖かい場所にある物陰や隙間に生息。
ハイイロゴケグモの特徴
- 雌の体長は約7から10mm 雄の体長は約3から4mm(体長とは、頭部の先から腹部の先までの長さであり、足の長さは含まない。)
- 毒性が強く、有害なのは雌のみで、雄に毒はありません。
- 色彩はさまざまで、灰色または褐色などの丸い胴体で、腹部背面に縁取りのある斑紋が点在する。
- 腹面に赤い砂時計状の模様がある。
- 日当たりが良い場所や暖かい場所にある物陰や隙間に生息。
クモにかまれないために
セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモは、街中では道路側溝のグレーチングや金網性のフェンスの繋ぎ目、自動販売機の下、ごみ箱などのちょっとした隙間、散水栓、水道やガスのメーターボックスでも発見されます。また、屋外に置かれていた傘、衣服、おもちゃ等に付着して、屋内に持ち込まれる可能性もあります。
極寒期は、保温効果のある物体の小空間で寒さをしのぎ、高温期はより断熱性の高い小空間で過ごすなど、一年を通して生息が可能なクモです。クモの生息しそうな場所は、日頃からこまめに清掃してクモの住みにくい環境にしましょう。
毒を持つのはメスのみで、咬まれると針で刺されたような鋭い痛みを感じ、症状が重い場合、痛みが全身に広がり、吐き気や頭痛などを伴うおそれがあります。
市販の家庭用殺虫剤を噴霧することにより殺虫できます。また、清掃や花壇の手入れなど、屋外で作業するときはゴム製の手袋などを着用することで防衛できます。
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