健康な食事づくり推進員会 令和3年度 活動報告

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ページID1003076  更新日 令和6年12月16日

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令和3年度は、22名の健康な食事づくり推進員が活動しています。市内の公民館等で健康に役立つ食事づくりについて調理講習会等を開催しておりますが、令和2年度と同様新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となりました。令和3年度は、「もったいない食材・料理の有効活用」を活動テーマとして2グループに分かれて「食品ロスの削減」に向けた取組みを行いました。

「食品ロス削減」に関するアンケート調査を実施しました!

食品ロス削減アンケートの調査結果

112名の市民の皆様に食品ロス削減について、アンケートを実施しました。

食品ロスが問題になっていることを知っていますか?

  • 96%の方が、「ある程度知っている」、「よく知っている」と回答した。
  • 「あまり知らない」と回答した人は、4%と少なく、「全く知らない」と回答した人は、いなかった。

アンケートにお答え頂いた年代

年代 人数 割合
20 7 6%
30 11 10%
40 23 21%
50 25 22%
60 14 13%
70 26 23%
80 5 4%
無記入 1  
112 99%

食品ロスを減らすために取組んでいること (複数回答)

「残さず食べる」と回答した人が最も多く、次に「賞味期限を過ぎても自分で食べられるか判断する」、「冷凍保存を活用する」、「料理を作り過ぎない」、「日頃から冷蔵庫等の食材の種類・量・期限表示を確認する」と回答していた。一方で、「取り組んでいることはない」と回答した人が2名いた。

余りがちな野菜 (複数回答)

最も多かった余りがちな野菜は、「大根」だった。次いで「キャベツ」、「もやし」、「白菜」の順になっていた。

余りがちな肉、魚、加工品、日持ちしない食品 (複数回答)

上位を占めていたのが、「豆板醤」、「オイスターソース」、「ドレッシング」等の調味料類だった。

アンケートにご協力頂き、ありがとうございました。

「食品ロス削減」に向けた取組みを継続し、健康な食事づくり推進員として余りがちな野菜や調味料を使用したレシピの提案や食品ロスを減らすための取組みの紹介等、今後も市民の皆様に情報発信をしていきたいと思います。

1グループ:冷凍、乾燥野菜を使ったレシピの提案

食品ロスの削減に向けた取組み・無駄なく使い切ろう!!

里芋の冷凍

里芋は、洗って水気をとり半日乾かす。(乾かすことで皮がむきやすくなる)
皮をむいて表面を洗いぬめりをとり、ラップを敷いた冷凍用バットに並べる。⇒完全に冷凍されたことを確認(半日位で)して保存袋に入れて、保存する。

ポイント

冷凍する際バットに広げずそのまま保存袋に入れた里芋は、時間が経つにつれて霜がでて芋がくっついてしまう。冷凍用バットに並べると時間が経ってもくっつかずにバラバラの状態なので調理しやすい。

切干大根の作り方

  • 大根は、5ミリメートルの短冊切りにする。
  • ネットに入れて、日当たりの良い外で約1週間干す(水分が抜けて乾燥し縮む)⇒夜間は室内に取り込む。
  • 少し茶色くなったら完成。(乾燥剤といっしょに)袋に入れて保存する。使う時は水で戻す。
ポイント

市販の物より歯ごたえがあり、乾物は保存が出来るので備蓄しておくと便利。

冷凍、乾燥食材を使ったレシピ(2人分)

里芋としいたけとイカの煮物

冷凍の里芋を使うと味が染み込みやすく、おいしい!
(1人分の栄養価) エネルギー177Kcal タンパク質12.0g 炭水化物32.3g 食物繊維3.6g 塩分1.4g

切干大根サラダ

色々な食感が楽しめてやみつきになる一品!
(1人分の栄養価) エネルギー110Kcal タンパク質5.3g 炭水化物21.0g 食物繊維3.8g 塩分2.4g

干しキュウリのごま油炒め

簡単に作れてお酒に合う最高のおつまみ!
(1人分の栄養価) エネルギー42Kcal タンパク質1.0g 炭水か物4.8g 食物繊維0.6g 塩分0.9g

2グループ:食材の保存方法の提案

令和3年11月16日(火曜日)に東京農業大学元教授 徳江千代子先生をお招きして、講演会を開催しました。例年は、市民の方にも参加して頂いておりましたが、令和3年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、健康な食事づくり推進員のみの参加となりました。「賞味期限と食品の正しい保存方法“ゆで卵と生卵”どちらが長持ちする?」と題して、食品ロスの観点から消費期限と賞味期限の違いや賞味期限のことでよく悩む食材(たまご、牛乳、精肉、納豆、ヨーグルトなど)について食材の特徴に合った保存方法などついて教えて頂きました。今回は食材の保存方法について3つご紹介します。

食材の保存方法

(1)冷蔵(れいぞう)保存

<鮮度を保つために、爪楊枝を使って成長点を壊すことで長持ちする>

  • 野菜(レタス・キャベツなど)の芯の部分には「成長点」という細胞があり、その細胞を適度に破壊することで野菜(レタス・キャベツなど)が長持ちする。
  • 野菜(レタス・キャベツなど)は収穫してからも成長点に養分を集めて成長するため、養分を摂られた葉の部分が劣化する。
  • 成長点に養分が全部集まらないように、芯の部分に爪楊枝を刺すのが効果的。
  • 芯の部分に3か所くらい爪楊枝を刺すことで適度に成長点が破壊され、成長が遅くなることで、野菜(レタス・キャベツなど)が長持ちする。

(2)下味(したあじ)冷凍

<調味料で下味をつけると日持ちする>

  • 冷凍中に調味料が浸透するため、やわらかくジューシーでおいしくなる。
  • 調理も簡単に出来て、時短になる。

注釈:「豚生姜焼き」、「白身魚オイル漬け」を写真で紹介。

(3)氷膜(こおりまく)保存

<氷水にくぐらせてから、ラップ等に包み冷凍する>

  • 表面に氷膜ができ冷凍中の乾燥や酸化を防いでくれる。
  • 肉や魚介類にも使える優れた冷凍法。

注釈:「鶏ササミ」を写真で紹介。

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