わがまち稲城2016　今井宗丈（いまいむねたけ）さん

継続が戦う力になる 第77回全日本ベテランテニス選手権2015（50歳以上ダブルスの部）優勝

市内在住の今井さん（稲城市テニス連盟所属）は、昨年9から10月に行われた公益財団法人日本テニス協会が主催する全日本ベテランテニス選手権で優勝を果たしました。
ベテランテニスとは同協会内でジュニア、プロ、実業団などで分けられているカテゴリーの一つであり、35から75歳以上の方を5歳ずつの年代で分け、トーナメント戦を行うものです。今回出場された大会は国内最高峰の試合であり、全国から16組しか出られないほど、出場条件が厳しいものです。
今回で5回目の出場となった今井さんですが、大会を振り返り「今回はペアの佐藤さんと勢いよく優勝まで進むことができた」と話してくれました。優勝の秘訣は、相手をコート内で動かすことだそうです。テニスはミスをしたほうが負けるスポーツであり、相手をコート内で動かし、ポイントを取る技術を磨いてきたと話してくれました。

一緒に出場した佐藤さんとの出会いは高校時代だったそうです。その後の大会で再会し、当時はライバルでしたが、45歳の時にベテランテニスに誘われ、ペアを組むことになりました。
小学生でテニスを始め、これまで続けられたのは「人」がいてくれたからだと話す今井さん。最近の練習も以前の大会で出会った方と一緒に行っています。また家族の理解や支えがあり、これまで40年以上のテニスキャリアを積むことができたそうです。
これからの目標を伺うと「60歳代まで試合に出続け、毎年ベスト4を目指すこと、怪我をしないで続けること」だと話してくれました。
「継続は力なり」という言葉を体現されている今井さんをこれからも応援します。