特異な火災に注意しましょう
トラッキング現象について
トラッキング現象はコンセントの差し刃など、電極間にホコリや水分(湿気)が溜まることで、小さな火花が何度も発生し、電極間がショートする現象です。ショートした際に勢いよく炎が噴き出すため、周囲にあるカーテン等に燃え移り、火災になることがあります。
トラッキング現象はその機器が使用中であるかどうかに関わらず、プラグがコンセントに差さっていれば発生する可能性があります。トラッキング現象を起こさないよう次のことに注意しましょう。
- コンセントやテーブルタップに差し込んだままになっているプラグは、時々抜いて乾いた布で拭き取る。
- 機器の使用後は、スイッチを切ってコンセントからプラグを抜いておく。
- プラグ及びコードが熱くなっているときは、すぐに使用をやめて電気店に点検してもらう。

着衣着火について
調理中のガスコンロやストーブ、仏壇のろうそくの火が着ている服に点いてすぐに燃え上がる現象のことを着衣着火と言います。
新型コロナウィルス感染症の感染拡大に伴い、手指の消毒等のため消毒用アルコールを使用する機会が増えています。消毒用アルコールは火気により引火しやすいため、手指消毒の際アルコールが衣服に染み込んでしまうと、衣服に着火する危険があります。着衣着火をおこさないよう次のことに注意しましょう。
- 火を扱う時は、裾や袖が広がっている衣服は着火しやすいので避けましょう。特に調理などをするときは、燃えにくい防炎加工がされているエプロンなどを着用しましょう。
- ガスコンロの奥には調味料などは置かないようにしましょう。
- 仏壇の火などは使い終わったら、そのままにせずすぐに消しましょう。
万が一のときは
万が一着衣着火が起きたら脱ぐ・叩く・水をかけるなどして早急に消火してください。

収れん火災について
太陽光がレンズや鏡により反射又は屈折して1点に集まることを収れん現象といい、その場所に可燃物があると火災に至る場合があります。収れん火災を起こさないよう次のことに注意しましょう。
- 窓際や太陽光が差し込む範囲には、収れん現象が起こる可能性がある鏡や花瓶等を置かないようにしましょう。
- 外出する際には、カーテンを閉めて遮光しましょう。
- 自転車やバイク、水を入れたペットボトルなど屋外にも気をつけましょう。
- 朝夕や冬場は太陽の高度が低く、部屋の奥まで太陽光が差し込みやすいので注意しましょう。

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