着衣着火に注意
着衣着火とは
調理中のガスコンロやストーブ、仏壇のろうそくの火が着ている服に点いてすぐに燃え上がる現象のことを「着衣着火」と言います。「着衣着火」はガスコンロのように炎が出る機器だけでなく、電気ストーブ等の炎がでない熱源を持つ機器に衣類が接触したりすることでも発生する可能性があります。
着衣着火の発生状況
総務省消防庁「消防統計(火災統計)」によると、令和元年から令和5年までの5年間で5,862人の方が火災で亡くなっており(放火自殺者等を除く)、住宅火災における死者数は4,759人となっております。そのうち65歳以上の高齢者は3,516人(73.8%)となり、住宅火災のおよそ4人に3人が高齢者となっております。(図1)
令和5年中の統計では、火災による死者1,228人のうち着衣着火は97人ですが、65歳以上の高齢者は85人(87.6%)となります。(図2)
令和元年から令和5年までの5年間で着衣着火は208件が発生し、原因としては、その他の火気取扱中とともに炊事中の割合が多いので、裸火を扱う際は火の取扱いに注意し、防炎加工されたエプロンなどを使用しましよう。(図3)



事故防止のポイント
近づきすぎない
屋外で何かを燃やすときは注意が必要です。風のある日などは着衣に着火しやすく、着火するとすぐに燃え広がり大変危険です。
燃えやすい素材の服や燃えやすい形状の服を避ける
- 火を扱う時は袖や裾が広がっている服は着火しやすいので避けましょう。
- 調理をするときは、燃えにくい防炎加工がされているエプロンなどを身につけましょう。
- ガスコンロの奥には調味料などの手に取るものを置くのをやめ、整理整頓をしましょう。
- 花火をする時は、花火の火やローソクの火が衣服につかないように注意しましょう。
もしも着衣着火してしまったら
水で消火
すぐに水をかぶって火を消してください。
脱いで、たたいて、水をかける
素早く服を脱げる場合は衣服を脱ぎ捨てる。
走らないでその場で止まり、倒れて転がる
また、身辺に水がない場合は走り回らず、その場で転がって燃えているところを地面に押しつけて消火してください。(ストップ、ドロップ&ロール)

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