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多摩川中流域の船大工用具(ふなだいくようぐ)

更新日:2020年9月28日

 稲城市周辺の多摩川中流域では、江戸時代から各種の川船が使われていました。川船の種類は、屋形船やかたぶねわたし船(大型の馬船うまぶねと小型の伝馬船てんません)、漁船りょうせん砂利船じゃりぶね工事船こうじぶねなどで、昭和20年代以降は木製手漕てこぎボートも使われました。多摩川中流域は比較的水深が浅いために、船底が平らで浅い船が普及しました。これらの川船の建造は専門の船大工が行っていました。東長沼在住の船大工久保井冨蔵くぼいとみぞう氏(明治39年生まれ、平成5年逝去)は、大正10年(1921年)頃から父親のもとで船大工の修行に入り、平成2年(1990年)まで各種の川船を建造しました。久保井氏の死後、川船建造に使われた船大工用具4708点が一括して稲城市教育委員会に寄贈されました。これらの資料は多摩川をめぐる交通・行楽・生業と密接な関係にあった川船の建造技術を伝える資料であり、多摩川中流域の生活や文化を考えるうえで、欠くことのできない貴重な文化財であるため、令和2年3月16日付けで東京都の有形民俗文化財に指定されました。

川船建造用具(671点)
   分 類             道 具 名 称
ノコギリ類 ガガリノコ、スリアワセノコ、チュウメノコ、コバ、リョウバノコ、マワシビキノコ、アラビキ、大鋸、帯ノコギリの刃、ノコギリを包んだ帆布
ノミ類 タタキノミ、ヒラノミ、マルノミ、ツキノミ、ノミ
ツバノミ類 リョウツバノミ、カタツバノミ(船釘用)、カタツバ(丸釘用)
カンナ類 ヒラガンナ、ヒラガンナ(豆)、ヒラガンナの刃、ヒラガンナのマエガネ、マルガンナ、ソトマルガンナ、コガンナ、溝カンナ、反台カンナ、凸面用カンナ、凸面用カンナ(豆)、スジカイ、脇取りカンナ、台直しカンナ
ゲンノウ類 オオゲンノウ、チュウゲンノウ、ショウゲンノウ、ゲンノウ、ハンマー、カナヅチ、鉄槌、タタキダシ
チョウナ・マサカリ類 チョウナ、マサカリ、ヨキ
計量具 サシガネ、スミツボ、スミサシ、ジュウガネ、ヒネ(定規)、ロクシャクボウ、竹片・竹物差・定規、ケビキ
カスガイ カスガイ、カスガイ形金具、カスガイの容器
ボルト・ナット類 ボルト、ナット、円形環・方形環、ボルト廻し具
水平器など 水平器、錘、水糸巻
その他の道具 クギシメ、タガネ、バール、キリン、カケヤ、ヤトコ、ヤスリ、ボートキリ、手動ドリル、電動ドリル、錐先、金鋏、ヤットコ、ハサミ、テカギ、ジャッキ、ツメ、スパナ、ノミ状工具の柄・部品、工作機器、ボルト廻し具、工具の部品、コテ、マイナスのネジ廻し、鉄楔、鉄棒、刃付工具
その他の資料 屋形船の破風型、カナシキ、シキの修繕用部材、マキハダ、オガクズ、枕木、道具箱、砥石(台付)、U字型磁石、覚え書きノート、作業場の黒板、脚付き作業台、木製作業台、脚付き足場板、塗料用容器、ホウキ、ミゴボウキ、チリトリ、コイル、銅板、導線、鉄杭、ブレーカー、サンドペーパー

船釘類(3138点)
分 類 道 具 名 称
船釘 カイオリクギ、オトシクギ、ネツケクギ、亜鉛メッキネツケクギ、マルガシラネツケクギ、サツパクギ
釘類収容箱と釘 釘類収容箱、釘類収容箱内の釘・ボルト他、釘類保管箱

木製手漕ぎボート建造用具と部材(840点)
分 類 道 具 名 称
型板 胴張り型板、トタテの型、ニイの型、竜キール付型、ステヘンの型、アバラの型、腰掛けの型、その他の型、オールの型
定規 ボート用定規、ボート建造用定規棒
革製品加工具 革截断具、牛なめし革、革截断具を入れた木箱
道具袋と釘 道具袋、銅釘、トタン板用の釘
塗装用具 ヘラ、コテ、パテ缶、接着剤、塗装用の数字型、塗装用の印型、ハケ、筆、ハケと筆用具箱、油さし、ペンキ塗り用の容器
その他の資料 ボート建造台、ハサミまたはクワエ、セイロ機能の長木箱、ピン状金具、ツカ
ボート用部材 ボートの外板、ステヘン、トタテ、ニイ、ボートの足掛け部分、クラッチ、その他のボート部材

船大工の仕事着(10点)
分 類 道 具 名 称
船大工の仕事着 ヤッケ、雨合羽、作業ズボン、作業ボウシ、地下足袋、手袋、腕カバー

川船と川船模型(49点)
分 類 道 具 名 称
川船・ボート 屋形船、木製手漕ぎボート
川船の付属品 船竿の竿ジリ、マルカン、ボートの曳き寄せ具、ボートの曳き寄せ具の金具
川船模型 屋形船模型(大)、屋形船模型(小)、渡し船(馬船)模型、渡し船(伝馬船)模型、漁船模型、砂利船模型、川船模型(製作途中)
川船模型の型 川船模型のシキ型、川船模型タナ型、手漕ぎボート模型の型

このページについてのお問い合わせ

稲城市 教育部 生涯学習課
東京都稲城市東長沼2111番地
電話:042-377-2121 ファクス:042-379-0491

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