No.161 公民連携事業による電気自動車急速充電設備の設置
6月11日、市役所第一駐車場において急速充電器の披露会を開催し、私が実際に庁用車(プリウスPHEV)へ充電するデモンストレーションを行い、観覧者と報道陣に説明しました。
市内では令和7年4月に最初の1台をふれんど平尾の駐車場に設置し既に5台が稼働しており、残り3台も令和7年度内に設置予定です。
設置済み施設
- 稲城中央公園総合体育館西駐車場
- 市役所第一駐車場
- 城山公園中央図書館駐車場
- ふれんど平尾
- 第二文化センター
設置予定施設
- 市役所第三駐車場
- 城山文化センター
- 公営 稲城・府中メモリアルパーク

今回設置した急速充電器は、令和6年5月13日に稲城市とTerra Charge株式会社との間で締結した「電気自動車充電設備の整備の推進に関する連携協定」に基づくものです。市では設置場所の行政財産使用料(地代)を免除する代わりに、充電器の設置運用経費は全額Terra Charge株式会社が負担し、利用者が支払う電気料金と東京都補助金等によって償還する事業スキームです。市が導入コストを負担せずに充電設備を普及することができるという利点があります。
市では令和5年2月に「稲城市カーボンニュートラル宣言」を行い、その実現に向けて民間企業との協働による公共施設への太陽光発電設備の導入や照明のLED化を進めております。今回の急速充電器の設置もその一環として実施したものです。

ところで、今回の事業アイデアは、私が「自治体通信」という雑誌の令和5年6月号の記事に、知人が市長を務める山口県柳井市での導入事例を見つけて、庁内でも検討するよう指示したことから始まります。そしてTerra Charge株式会社に改称前のTerra Motors株式会社から、偶然にも同時期に当市に営業があり、今回の導入に向けて協議・調整を開始しました。
当時協議していた機器は通常型の充電設備であったため、公共施設に導入すると充電中に駐車場を長時間占用してしまうという課題がありました。しかし、その後に東京都から大規模な補助制度が発表され、全てを急速充電設備とすることが可能となり、今回の協定の締結に向けて一気に加速しました。

Terra Charge株式会社が令和5年9月に発表した当初計画は、都内施設を対象に1,000基を無料で設置するというものです。実は、この1,000基という数値には意味があり、都内に所在するガソリンスタンドの数が約1,000カ所なので、それと同数程度の充電器を設置しようという目標を立てたそうです。稲城市にはガソリンスタンドが4カ所あるので、充電器は4基程度の割り当てになるのかなと推測していましたが、それを大きく上回る8カ所となりうれしく思います。
また、今回市内に整備する機器は最新型150kwの高出力急速充電器で、Terra Charge株式会社が設置する全国の自治体の中で初めてとのことで、これも喜ばしい限りです。
さらに、この急速充電器に利用する電力は実質再生可能エネルギー100%を目指し、災害時には市に対して無料開放することとなっていますので、脱炭素と災害対応の両面でも貢献いただいております。
なお、この利用方法の詳細は、稲城市公式ウェブサイトで「急速充電器」と検索してご覧ください。
市では今後も公民連携を進め、市内のカーボンニュートラルを推進してまいります。
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