No.160 野沢温泉村へ新旧村長を訪問
5月8日、前村長の富井俊雄氏に御礼を伝え、新村長の上野 雄大氏にご挨拶するため、友好都市である長野県野沢温泉村を訪問しました。
新村長の誕生
富井前村長は平成21年の初立候補から4期連続無投票で当選したため、今回は20年ぶりの投票となり、3月30日に行われた村長選挙の結果、新人の上野氏が当選を果たし、3月28日の任期満了で富井氏が退任され、31日から大野氏が就任されました。
任期満了の28日から選挙日の30日まで空白が生じていますが、これは3月31日で任期満了となる村議会議員選挙と期日を合わせるため、公職選挙法の特例規定を適用したとのことです。
新村長を訪問
当日は最初に野沢温泉村役場を訪ね、上野村長に面会しました。
上野さんは野沢温泉村出身で子どもの頃からアルペンスキーに励み、大学までは競技スキー選手として活躍しました。卒業後はフリースタイルスキーに転向し、2002−2003シーズンからワールドカップに採用されたスキークロス競技で世界を転戦し、2004−2005シーズンにはハーフパイプ競技に転向し、国内外で大活躍されたアスリートです。
2009年にはオリンピック出場経験のあるプロスキーヤーの三星 マナミさんと結婚され、競技引退後は野沢温泉村でフリースタイルスキーと自転車のアウトドアショップを開業しました。
2021年には村議会議員選挙に挑戦し、定数8人のところ無投票当選となりました。そして今回の村長選挙に挑戦され、20年ぶりの選挙戦を制して新村長となりました。
面会では、この度の当選をお祝いし、今後とも友好都市としてのお付き合いを継続することを確認しました。特に、稲城の子どもたちを受け入れていただくキャンプの在り方と方向性については、意見が一致したと感じています。
上野さん、これからよろしくお願いします!
前村長を訪問
野沢温泉村役場の次に、富井さんの経営する「湯の宿トミケン」を訪問しました。
富井さんは4期16年にわたり村長を務められ、観光業が主要産業である野沢温泉村で、国内のスキー人口が減少の一途をたどる中、オーストラリア等からのインバウンドの取り込みに努めてこられました。近年のピークである平成30年から平成31年のシーズンには、人口3,500人足らずの村に40万人を超えるスキーヤーが訪れたそうです。
しかし、令和元年から令和2年のシーズン以降、コロナ禍でスキー客は激減してしまいました。この危機にあって富井さんは、民間企業・県・中央官庁との太い人脈をフル活用して、野沢温泉村のいわば営業部長として、村の発展に奮闘されました。
富井さんの数々の功績の中でも圧巻なのは、県から償還能力に懐疑的な評価をされながら国に直談判し、40億円余りを投じてゴンドラリフトを更新したことです。平成2年の建設から30年が経過し老朽化した長坂ゴンドラリフトを世界最新鋭のゴンドラリフトに架け替え、スノーマシンを導入することによりシーズン当初から雪を確保し、多くのウインタースポーツ愛好者を呼び込むことができたものです。
今回の訪問では、これまでの友好都市関係の構築に対して御礼を伝えると共に、今後とも野沢温泉村との友好関係にご尽力をいただくようお願いしてまいりました。
富井さん、大変お世話になりました。ありがとうございました!
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