No.162 英語教育の強化と子供たちの国際化
市では、令和7年度から英語教育の強化に取り組んでいます。
一点目は、ALTの増強です。ALTはAssistant Language Teacherの略で、外国語指導助手のことを指します。令和7年4月1日から市の常勤職員として雇用し、市立小中学校全校に配置しました。
ALTの配置は、CLAIR〔一般財団法人自治体国際化協会〕のJETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)や民間派遣会社等を通じて英語を母語とする、いわゆるネイティブの指導助手を派遣してもらうのが一般的で、市でもこれまで事業会社に委託していました。
しかし、事業委託の方法では、市の希望する時間枠をALTで埋めてくれるものの、市の職員ではないため他の自治体との兼務であることもあり、学校や地域とのつながりは薄かったようです。
今回は、株式会社アチーブゴールという会社の紹介を受け、フィリピンからALTを受け入れることとしました。この会社では、現地で人材を採用し、同社が開設する養成所においてALTとして勤務するための基礎知識や日本語教育を行い、候補となる人を紹介して自治体が直接雇用する仕組みです。
雇用した人の能力等に課題があれば、人材を交代してくれることも可能です。雇用した人は原則として市内や周辺の市に居住することとしており、会計年度任用職員として常勤雇用するため、授業以外の活躍も可能となります。

令和7年度は、市役所管理職への英語教育を実施するほか、8月23日には「いなぎALTイングリッシュフェスタ」と題して、幼児・小中学生から一般市民(市外の方も可)を対象に、向陽台小学校において英語を使ったゲームを楽しむイベントを開催します。
フィリピンは、かつてアメリカの植民地であり、古くから英語が通用していましたが、最近では小学校から大学まで国語と歴史以外の全ての授業が英語で実施されており、公用語が英語となっているため、もはやネイティブと遜色ないレベルといわれています。
いずれの人も母語が英語でない状況で英語を学んできた経験者であり、大の親日国であることも含めて受け入れやすいと考えています。
令和7年5月には、事業実績について最初の月次報告を書面でいただき、教育長と共に説明を受けました。最初ということもあり、代表取締役も同席され、とても詳細な報告を受け、導入してよかったと思いました。
今回のALT派遣に関しては、フィリピン・セブ島にあるコルドバ町という自治体と稲城市の教育長が「教育交流に関する協定」を締結しました。この協定を締結することによって、ALT関連の経費が総務省から普通交付税の対象になり、財政的な利点にもなっています。東京都内でこの仕組みを取り入れたのは稲城市が初めてということもあり、アチーブゴールとしても重点的に取り組んでいただいております。
4月から始まったばかりですが、ALTが市内または近隣市に住んでいることもあり、すっかり子ども達に溶け込んでいるようです。また、教員とも良い関係ができているとのことでした。

二点目として、今回の仕組みではALTの派遣のみではなく、オンラインでフィリピンとを結び、中学2年生全員に個別英会話の指導を開始しました。
子ども達の吸収力・適応力は大人の比ではないので、日常的に英語を話す機会があれば、あっという間に向上します。先行して取り組んでいる自治体では、児童・生徒の英語力が全国平均の1.8〜1.9倍にもなる実例があるようで、稲城市でも早期に成果が上がるといいですね。
三点目として、稲城市姉妹友好都市交流協会の事業として、海外姉妹都市フォスターシティへのホームステイ派遣事業を令和7年度から開始しています。今回は高校生を募集し、15人の応募者の中から面接により6人が選ばれ、今月初旬に渡米しております。このホームステイ事業も、英語力の強化に繋がるものと期待しています。この事業の詳細は、またの機会にお伝えします。
英語教育を強化することによって、稲城市の子ども達の国際化につながることを期待しています。
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