No.163 東京府中FMの放送エリア拡大と災害協定の締結

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ページID1012984  更新日 令和7年9月12日

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7月15日、稲城市と一般社団法人東京府中FMとの間に「災害時における要請放送に関する協定」を締結しました。

この法人は、コミュニティラジオ放送局を運営しています。このコミュニティ放送局とは、地域に密着した情報を発信するFMラジオ放送局のことで、地域生活に役立つ情報や災害時の情報伝達手段として重要な役割を担っています。メジャーなテレビ局・ラジオ局とは異なり、特定の市町村等に限定した放送免許を受け、平時には地域密着型・住民参加型の放送が行われ、災害発生時には自治体と連携して避難所やライフラインの状況、安否情報等をリアルタイムで提供できる特性があります。

画像:協定締結式の写真
協定締結式にて

一般社団法人東京府中FMでは、これまで「ラジオフチューズ87.4MHz」を運営してきましたが、このたび放送用アンテナの更新に併せた出力増強が許可され、放送エリアを府中市内から稲城市の大半と国立市の一部を加えた範囲に拡大されました。

この放送エリア拡大は7月25日から運用が開始されましたが、それに併せて7月1日から放送局名が「ラジオTAMAリバー」に変更されました。この局名は、公募によって決められたそうです。

ラジオは災害に強いメディアといわれています。東日本大震災では大手のメディアが広域情報に偏りがちなため、地域密着情報の放送局の重要性が再認識され、震災後にコミュニティ放送局の数が増加しました。

総務省ウェブサイトによると、現在多摩地区では八王子・立川・武蔵野・府中・調布・東村山・狛江・東久留米・西東京に放送局があるようです。

稲城市においても開局できれば良いですねというご意見は一部にありましたが、収益性が低いこと、スポンサーの獲得、事業の実施主体、継続性等に課題があり、単独で実施することは困難でしたが、このたびのラジオフチューズの放送範囲拡大は、大変ありがたく思います。

今回の協定の目的は、稲城市内における地震・風水害・その他の災害が発生し、または発生する恐れがある場合、稲城市地域防災計画に基づき市民に周知する情報の放送について定めるものです。今後は、(1)大規模地震発生時から復旧に至るまでの期間に周知が必要な事項(2)風水害に関して周知が必要な事項(3)その他各種災害が発生し、または発生する恐れがある場合に周知が必要な事項について放送を要請することができることとなりました。

なお、災害時の放送は無償で提供されますが、平時の放送に関しては有料で番組を持つことができます。

今回のエリア拡大を記念して、すでに既存の番組に稲城市民が出演しているケースもありますが、市としてもラジオTAMAリバーと協議しながら、市からのお知らせ等を事業化していきたいと考えています。

みなさん、87.4MHzをよろしくお願いします。

 

 

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