No.140 「TOKYO GIANTS TOWN構想」に関する包括連携協定を締結

8月24日、地域振興プラザにおいて村岡　彰敏樣〔（株）読売新聞東京本社代表取締役社長〕、今村　司樣〔（株）読売巨人軍代表取締役社長〕、溝口　烈樣〔（株）よみうりランド代表取締役社長〕にお越しいただき、「TOKYO GIANTS TOWN構想の実現等による地域活性化（地域発展）の推進に関する包括連携協定」を締結し、プレス発表を行いました。

この連携協定は、稲城市及び3社が有するそれぞれの資源を活用しながら相互に連携・協力して「TOKYO GIANTS TOWN構想」を実現することによって、地域の持続的な発展（地域活性化）及び地域の教育・文化・スポーツの振興等に取り組み、地域の価値創造・魅力向上に寄与することを目的としています。

具体的には、南山東部土地区画整理事業地内において7月6日に起工式が行われ建設工事が進められている「新GIANTS球場」を核として、隣接するよみうりランドの既存施設や、新球場の隣に今後建設される水族館をはじめとする周辺の様々な施設整備と一体となって、地域発展・地域活性化を図ろうとするものです。

この構想は、元々民間企業の経営計画ではありますが、稲城市の丘陵部開発・南山東部土地区画整理事業におけるまちづくりのコンセプトと完全に一致するものであり、市は行政として協力できる部分について全面的にバックアップしてまいります。

今後、京王相模原線稲城駅・京王よみうりランド駅それぞれの南口ロータリーを再整備すると共に、早期に都市計画道路を開通させ、稲城駅から京王よみうりランド駅からよみうりランド正門をつなぐ新規バス路線の誘致にも取り組んでまいります。これらは、TOKYO GIANTS TOWNへの来場者の渋滞緩和や安全を確保するのみならず、南山丘陵部における新たな導線を創設することで、市民生活の利便性が向上することとなります。

ところで、「（株）よみうりランド」は稲城市に進出した当初「（株）関東レース倶楽部」という名称でした。昭和36年11月に読売パブリックコース（ゴルフ場）、昭和39年3月に読売ランド（遊園地）、同年4月に東京よみうりカントリークラブ（ゴルフ場）が開設され、同年5月に本社が千代田区大手町から南多摩郡稲城町に移転されました。昔は南山地区にオフロードバイクサーキットもありましたが、以来ゴルフ場・遊園地・ゴルフ練習場・温浴施設・老人保健施設・病院・屋内遊園地エリア・屋内フラワーガーデン等、随時事業拡大と周辺施設整備が進められました。

こうして稲城市は、よみうりランドの事業拡大とともに発展を遂げてきたといっても過言ではありません。今回の包括協定を機に、より一層連携を密にし、市民・行政・企業にとって、それぞれＷＩＮＷＩＮの関係が築けたらいいなと思っております。

なお、新ジャイアンツ球場のオープンは来年度末の令和7年3月を、水族館を合わせたグランドオープンは令和8年度中を予定しているとのことです。