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No.146 令和6年度当初予算

更新日:2024年4月12日

本年度の当初予算が3月に開催された第1回市議会定例会で可決成立しましたので概要をお伝えします。
 
令和6年度当初予算の編成に当たっては、昨年8月に定めた予算編成方針に沿って要求するよう庁内各部署に指示しました。
 
日本経済はコロナ禍からの脱却で社会経済活動の回復が進み、個人消費や企業の設備投資の持ち直しが続き、今後も民間需要主導の緩やかな成長が続くと見込まれています。こうした背景で国・東京都・稲城市においては令和5年度決算見込み・令和6年度予算見込み共に税収が堅調な伸びを示しています。
 
しかしその一方で、コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻に端を発する物価高・資源高騰が続いており、物価高対策や低所得者への特別給付金の支給等を継続する中で歳出圧力も高止まっている状況です。
 
今回各部署からの当初要求では、歳出総額が歳入総額より約44億5千万円多い状態でした。この歳入不足額は史上最大であり、昨年同時点の約31億4千万円と比較しても解決が困難な額でした。そこで、(1)健全財政の維持と持続可能な行財政運営、(2)物価上昇対策とポストコロナ対応、(3)市民の安全を最優先とした防災減災対策、(4)受益者負担の見直しと新たな財源確保の4点を基本として予算編成を実施しました。
 
令和6年度一般会計予算は対前年度7.4%、28億8,500万円の増となり、総額420憶8千万円は過去最大規模で、初めて400億円を超過しました。
 
歳入では、歳入総額の約4割を占める市税が個人市民税の定額減税の影響で全体では1.4%、約2億3千万円の減となったものの、減収分は国からの交付金で全額が補填されるため影響はなく、その他の収入はおおむね増となっています。
 
歳出では、給与改定・最低賃金の引き上げにより人件費が増、子どものための教育保育給付・民間保育所等運営委託料・障害介護給付費・義務教育就学児医療費助成・高校生等医療費助成等により扶助費が増、特別教室空調設備設置工事・民間保育所等振興費補助金・第一調理場二期用地購入・都道読売ランド線受託事業費等により投資的経費が増、システム標準化関連費用・出産子育て応援ギフト事業委託料・塵芥じんかい収集運搬等委託料等により物件費が増、土地区画整理事業の推進等により繰出金が増となり、歳入同様に対前年度7.4%の増となりました。
 
本年度の主な工事は、多3・4・12号読売ランド線道路改良、多7・5・3号線道路新設、南山小学校学童クラブ増築、稲城駅南口駅前広場改良、特別教室空調設備設置等で、これらを含めた工事関連経費の総額は約43億円となり、今年度の予算規模を大きくしている要因となっています。
 
次に政策課題ごとの特徴的な予算を紹介します。
 
子育て支援関連
マル子・マル青における所得制限を撤廃し、18歳までの全ての子どもを医療費助成制度の対象にします。1歳を迎える子どもに対するファーストバースデーサポート事業の育児パッケージ配布額1万円を6万円に拡充し、ファミリーサポートセンター事業では活動会員の処遇を向上して体制を充実します。城山文化センター児童館・城山小学校学童クラブを民営化して利便性を向上させ、南山小学校学童クラブの増築完了により受け入れ定員を拡大します。
 
高齢者支援関連
脳の健康度測定事業を開始し、早期発見による認知症の進行予防と改善を図り、地域包括支援センターこうようだいのきらぼし銀行向陽台支店跡地への移転を支援し、医師会に委託実施しているいなぎ在宅医療・介護相談室の実施日を週3日から5日に拡充します。
 
障害者支援関連
旧第四保育園施設の改修が完了し、発達支援センター分室・教育相談室分室を開設すると共に重症心身障害の方・医療的ケアを必要とする方の通所事業を開始します。在宅人工呼吸器使用者への災害時支援として、これまで制度の狭間で対象にならなかった方に自家発電設備又は蓄電池を給付します。
 
社会福祉関連
複雑化・多様化した支援ニーズに対応するため様々な福祉対象を包括的に支援する重層的支援体制を整備します。
 
教育関連 
学校給食費物価高騰等緊急対策臨時負担補助金を公立小中学校の全員に給付して保護者負担を軽減します。稲城市子ども読書活動推進計画の次期計画を策定し、ESD教育を更に推進するため小学生を対象に「国連を支える世界子ども未来会議inINAGI」を開催します。児童数増加に伴い二小・平尾小の普通教室を整備し、二小校舎の増築工事に向けた基本設計・実施設計を行います。小学校で空調機が未設置であった特別教室へ空調機を設置し、城山小学校体育館にバリアフリートイレを設置し、施設の環境改善を図ります。
 
環境対策関連
可能な限り多くの公共施設にPPA事業による太陽光発電機器を導入するため、現況調査の結果、現状では設置不可と判断された第五保育園・第四中学校・第三文化センターの屋上防水工事を優先的に実施します。また、ふれんど平尾のグラウンド照明をLEDに交換します。
 
防犯・防災・減災関連
市が設置補助した自治会防犯カメラに対して新たに運用経費も補助します。気候変動を踏まえた目標の見直しによる雨水管理総合計画の策定や第四次稲城市消防基本計画の策定に着手し、各地で発生している地震・風水害での教訓を踏まえ稲城市地域防災計画を修正します。震災発生時に指定避難所を早期に開設するため、鍵を保管する地震自動解錠ボックスを避難所近くに増設します。市役所庁舎の災害対策として停電時の業務継続可能エリアを拡大するため受変電設備改修工事に向けた設計を実施し、稲城消防署の経年劣化した空調設備を改修し、停電時にもガス供給のみで自律運転でき外部給電が可能な機器に更新します。押立堀排水機場の発電機を整備し、浸水防御に備えます。
 
デジタル化推進関連
市ホームページを全面改修し市民が必要とする情報を適時的確に提供できる仕組みを整備します。公共施設予約システムの更新に伴い、体育施設のオンライン予約に加えて使用料のキャッシュレス決済、スマートキーによる鍵の貸し出しを進め、手続きに来庁しなくてもよい体制を構築してまいります。市役所に対話型の生成AIを導入して市職員の業務効率化を図ります。
 
なお、昨年12月議会では令和5年度一般会計補正予算(第6号)を、本年1月の専決処分では令和5年度一般会計補正予算(第7号)を講じて、当初予算とは別に「住民税非課税世帯等臨時重点支援給付金、物価高騰重点支援給付金、プレミアム付き商品券」を予算化しております。引き続き物価高騰への対策を講じ、アフターコロナのステージに対応してまいります。

このページについてのお問い合わせ

稲城市 企画部 秘書広報課
東京都稲城市東長沼2111番地
電話:042-378-2111 ファクス:042-377-4781

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