No.24 東京・稲城市で“幻の梨”を探せ!
更新日:2013年10月13日
(広報いなぎ平成25年10月15日号掲載)
先日稲城の梨をテーマにした番組制作のため、多摩テレビから取材を受けました。今回は、東京デジタルネットワーク(TDN)に加盟する全国のケーブルテレビ局で放映される番組「TDNプレゼンツ」の企画として稲城を取り上げていただいたものです。
番組のサブタイトルは標題のとおりで、まさに稲城の紹介には願ってもない機会でした。平成25年10月20日(日曜日)から11月2日(土曜日)まで、北海道・東北・関東を中心に9局100万世帯に放送される予定です。
内容は…放映前にお知らせするのも無粋ですから見てのお楽しみですが、司会者とタレントが市内を巡り、随所で出されるクイズを解いていくというストーリーです。私は、そのうち1問の解答発表と稲城の梨を宣伝する役割で出演させていただきます。
稲城の梨栽培は歴史が古く、伝承によると約300年前の元禄年間、長沼村の代官増岡平右衛門さんと川島佐治右衛門さんの二人が、公用で山城国(現在の京都府東南部)に出かけ、その帰りに「淡雪」という品種の苗を持ち帰って植えたのが始まりと言われています。
明治中期に本格的な商業栽培が定着してからも既に130年の歴史を積み重ねてきました。
梨の生産量は年間1,000トンを超え、栽培品種は20種類に及びます。かつて主流であった「長十郎」や「二十世紀」は少なくなり、現在では「稲城・新高・豊水・幸水」の4品種で全体の90%です。
以前は多摩川沿岸一帯で栽培される梨は「多摩川梨」というブランドで販売されていました。他市との差別化・ブランド力の向上を図るため、平成18年には地域ブランドとして「稲城の梨」の登録を特許庁に認定されたものです。
ところで、市の公式イメージキャラクター「稲城なしのすけ」は、こうした歴史や市民の梨にかける情熱を背景に、大河原邦男先生によって生みだされたものです。
今年も「ゆるキャラグランプリ」が開催中で昨年に引き続きエントリーしており、平成25年11月8日(金曜日)まで投票できます。より上位に入賞できるよう、皆さんの日々のご支援・投票をお願いいたします。
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