No.131 3年ぶりの市民まつり開催・姉妹都市フォスターシティからのお客様
更新日:2022年11月12日
10月21日から23日、第21回Iのまちいなぎ市民まつりが開催されました。新型コロナの影響で、令和2・3年度は中止となっておりましたので、3年ぶりの開催でした。
各会場入口で検温・手指消毒の励行、出展テント数の抑制、会場内レイアウトを一方通行とするなど、感染防止対策を講じながらも、ほぼ通常に近い内容で実施できました。実行委員会の役員の皆さんをはじめ、市民まつりを支えてくださった関係者のご尽力に改めて感謝いたします。
市ではかつて産業まつりや市民文化祭を別々の行事として実施しておりました。また、東京都が多摩ニュータウン地区の賑わい創出として平成に入ってから9年間継続していた城山公園の「ガーデンシティ」というイベントが、財政事情を理由に中止となりました。
この当時、市では多摩ニュータウン開発が佳境を迎え、新たに転入する住民が急増し、既存地区の住民との交流が大きな課題となっていました。
こうした状況の中で、ガーデンシティが中止となったことをきっかけに、新旧住民の新たな交流の場として全市的な市民参加のまつりを待望する声が高まり、市民による検討会の議論を経て、様々なまつりを統合して実施することが決定されました。
こうして、平成14年10月に稲城中央公園において第1回が開催され、今年で21回目となりました。
今では多摩ニュータウン地区の向陽台・長峰・若葉台もすっかり稲城市の一部として溶け込み、新旧住民の交流も進んでおりますが、この市民まつりが果たしてきた役割も大きいと思っております。
そして、市民まつりは、市内住民の交流、国内姉妹・友好都市との交流から、さらに大きな交流の場へ発展することになりました。
今回、昨年7月に海外姉妹都市提携を締結したアメリカ合衆国カリフォルニア州フォスターシティ市から33人の市民が22日と23日の二日間、市民まつりに来てくださいました。
オープニングセレモニーには、フォスターシティ市側の交流窓口となる「フォスターシティ姉妹都市協会」の会長であるスティーブ・オカモト氏が登壇され、日本語でフォスターシティ市の紹介をしてくださいました。
初日は立川のホテルで歓迎会を開催しました。日本らしい舞踊を披露し、稲城市側の交流窓口となる「稲城市姉妹友好都市交流協会」の理事によるギター伴奏で私達の歌を披露し、一緒に歌うなどを通じて楽しく交流ができたと思います。
二日目は百人太鼓を見学いただいた後、よみうりランド「天安」にて昼食会、その後に市民交流を楽しんでいただきました。交流協会が募集して現在交流を進めているペンパル(昔風に言えば文通のEメール版)に参加する子ども達からの英語による稲城市紹介、市民コーラスの歌、駒沢学園女子中学高等学校書道部のパフォーマンスを披露しました。
来稲された33人のうち2人を除いては初来日でありカルチャーショックもあったと思いますが、到着早々に稲城市については「美しい街ですね!」と、おもてなしについては「素晴らしい!」との感想をいただき、お迎えする身としても非常に嬉しく思いました。
来年2月には、稲城市民有志により訪米する予定です。フォスターシティの皆さんは、今回の稲城市の歓迎を踏まえて、今から受け入れアイデアを練っているようでした。
海外姉妹都市提携の締結については、市民検討会での長い議論を経て実現したものですが、ようやく実際の人的交流が始まったことは、交流協会の役員や私にとって、まさに感無量の出来事でした。
来年の訪米を成功させるとともに、早期に子ども達のホームステイが実現されることを期待しています。
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