No.128 国際交流プログラム参加生徒への激励
更新日:2022年8月12日
今年の夏休み期間を利用してアメリカでのホームステイ・国際キャンプに参加する稲城市の中学生が、7月14日、市長室を訪問してくれました。
これまで、JICA(独立行政法人国際協力機構)の派遣プログラムに参加する若者達が、海外へ出発する直前に訪問してくれるというセレモニーは恒例となっておりますが、ホームステイ予定の生徒の訪問を受けるのは初めてです。
今回来てくれたのは、一般財団法人ラボ国際交流センターが実施する国際交流プログラムのホームステイと国際キャンプに参加する中学生です。
この法人は、1973年に外務省所管の財団法人として発足し、その後の特殊法人改革により公益財団法人に移行し、現在は一般財団法人となっています。「国民の各世代に対して世界の一員としての自覚を促し、相互親睦のための国際交流活動を推進し、併せて他民族への理解を深める活動を行い、もって国際間の平和に貢献すること」を目的に設立され、活動してきたそうです。
ホームステイに参加する中学生6人の行き先は、メリーランド、バージニア、アイオワ、ユタ、テキサス、テネシーとそれぞれですが、国際キャンプの開催地はオレゴンの一カ所です。
市長室では皆さん緊張気味でしたが、各自の渡米に向けた意気込みを英語でスピーチしていただき、最後に私から激励の言葉を贈りました。
なお、ホームステイ参加者は、受け入れ先の市長に面会する機会があるとのことですので、私から先方の市長宛てに作成した親書をそれぞれの生徒に託しました。これを話のネタにして、先方の市長とも元気よくコミュニケーションを図っていただければ嬉しいです。
ところで、稲城市が米国カリフォルニア州フォスターシティ市と初の海外姉妹都市提携を締結したのは昨年の7月27日です。早いもので1年が経ちますが、新型コロナの影響で、なかなか実際の人的交流が実現できていないのが残念です。しかし、そんな心配はどこ吹く風と、子ども達は積極的に海外へと羽ばたいていることを今回知り、とても心強く、嬉しく思いました。
昨今の日本は、ややもすると内にこもり、海外に向けて情報発信していた地位から徐々に転落しているように思われます。
日本が再び元気に輝く国として復興するためには、若者に海外を目指す気概を持ってもらうことが重要ではないでしょうか。そのために私達大人ができることは、子ども達の国際化なのだと考えます。
今年の秋には、フォスターシティ市からの訪日団をお迎えする予定で現在準備をしており、来年には稲城市からの訪米団を計画しております。
いずれは、稲城市姉妹友好都市交流協会を通じて、子ども達をフォスターシティ市へ送り出すことができたらいいですね。
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